昔、昔、そのまた昔、人間と鬼はそれはもう仲良く共存していたそうだ。
鬼は鬼ヶ島を拠点として、漁で採ってきた魚を、人間が育てた野菜や肉と交換して生活していたらしい。ようは持ちつ持たれつの関係だ。
そんなある日、1つの些細な事件が起きた。
鬼の男と人間の娘が半分鬼で半分人間の子供を産んだのだ。
人間はそれに激怒し、鬼にその怒りをぶつけた。鬼も最初は謝っていたものの人間の態度の悪さに腹が立ち、やがて争いがはじまった。
だが当然、人間が鬼に勝てる筈もなく。人間は村を荒らせれた結果。度々鬼の襲撃を食らうはめになってしまった。