1話から読んでね♡

















分田半蔵

こんばんは。分田半蔵です…

分田半蔵

今宵は、なぜわたくしがこのような世にも奇妙な姿になってしまったのか。その顛末をみなさんにお話しいたしましょう…





七瀬七海

ここどこだよ…































分田半蔵

ある日の午後、私は市の中心街を東西に走る大通りを歩いておりました

分田半蔵

そしてとあるビルの前を通りかかった時…


































分田半蔵

ビルの上階より、何かが破裂するような大きな音がしました

分田半蔵

私が「何事か?」と上を確認するまもなく…













分田半蔵

何かが落ちてきました















分田半蔵

後に分かったのですが、それは大きく重い「鉄板」でした




七瀬七海

この黄緑の線が鉄板なのね…

八田八千代

わかりづらい…




分田半蔵

鉄板はまっすぐ、私めがけて落ちてきて…
















































分田半蔵

私の頭に…





七瀬七海

あらー♡

分田半蔵

そのまま鉄板は私の身体を貫いて…











































八田八千代

あらー♡

七瀬七海

なるほどこうして半蔵くんは半分になったのね

分田半蔵

そうなんですが、話には続きがあります…






分田半蔵

地面に達した大きな鉄板は…














































七瀬七海

あらららー♡































分田半蔵

そして…




























八田八千代

あららららー♡





















分田半蔵

…というわけです







七瀬七海

話引っぱったわりに、大した理由じゃないわね

八田八千代

そうよねー

二川浩二

いやなんで生きてんの…

分田半蔵

ほんと僕は幸運だったと思います

二川浩二

いやどう考えても不運でしょ…





八田八千代

そうよ。命が助かったんだから…





分田半蔵

いやそこじゃなくて

八田八千代

え?






分田半蔵

潰れたのが左だったんで

七瀬七海

まあたしかに右半身だけになったのは偶然だったってことだけど…

八田八千代

どうして、左が潰れて幸運だったの?

分田半蔵

それは











分田半蔵

僕、右利きなんで




























七瀬七海

八田八千代

二川浩二

担任・三又又三

一宮一樹










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