こんばんは。分田半蔵です…
今宵は、なぜわたくしがこのような世にも奇妙な姿になってしまったのか。その顛末をみなさんにお話しいたしましょう…
ここどこだよ…
ある日の午後、私は市の中心街を東西に走る大通りを歩いておりました
そしてとあるビルの前を通りかかった時…
ビルの上階より、何かが破裂するような大きな音がしました
私が「何事か?」と上を確認するまもなく…
何かが落ちてきました
後に分かったのですが、それは大きく重い「鉄板」でした
この黄緑の線が鉄板なのね…
わかりづらい…
鉄板はまっすぐ、私めがけて落ちてきて…
私の頭に…
あらー♡
そのまま鉄板は私の身体を貫いて…
あらー♡
なるほどこうして半蔵くんは半分になったのね
そうなんですが、話には続きがあります…
地面に達した大きな鉄板は…
あらららー♡
そして…
あららららー♡
…というわけです
話引っぱったわりに、大した理由じゃないわね
そうよねー
いやなんで生きてんの…
ほんと僕は幸運だったと思います
いやどう考えても不運でしょ…
そうよ。命が助かったんだから…
いやそこじゃなくて
え?
潰れたのが左だったんで
まあたしかに右半身だけになったのは偶然だったってことだけど…
どうして、左が潰れて幸運だったの?
それは
僕、右利きなんで
な
る
ほ
ど
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