闇夜 飛歌

…ちっ!
あいつ、電球を撃ちやがった…!

 部屋の中は真っ暗で何も見えない…。

デザイア

…真っ暗の中、攻撃してくるかもしれません。
飛歌様、これを机に置いときます…。

 どこからかデザイアの声が聞こえた。

 次の瞬間、少し明るくなった。

 …しかし、ショーイの姿はなかった。

闇夜 飛歌

デザイア、ありがとう。

 これで、探索はできる…!!

闇夜 飛歌

…”お題の凶器”はこの部屋にあると良いんだがな。

 俺はまず、ベットの下を調べた。

闇夜 飛歌

…ん?

 何かふさふさとした物が手に触れた。

黒猫

にゃー。

 ベットの下から、黒猫が出てきた。

闇夜 飛歌

…迷い込んだのか?

 俺は猫の喉元を撫でた後、抱きかかえた。

黒猫

にゃ~♪

闇夜 飛歌

…何か咥えている。

闇夜 飛歌

…鍵?

黒猫

にゃー。

 猫は俺の腕元から飛び降り、机の引き出しをひっかいた。

闇夜 飛歌

…そこに何かあるのか?

 俺は引き出しを開けた。

 …どうやらここの鍵みたいだ。

…中からは錆びた剣が出てきた。

ー続く

Mission1 借り物競争 闇夜 飛歌編 ー脱出ー

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