部屋の中は真っ暗で何も見えない…。
…ちっ!
あいつ、電球を撃ちやがった…!
部屋の中は真っ暗で何も見えない…。
…真っ暗の中、攻撃してくるかもしれません。
飛歌様、これを机に置いときます…。
どこからかデザイアの声が聞こえた。
次の瞬間、少し明るくなった。
…しかし、ショーイの姿はなかった。
デザイア、ありがとう。
これで、探索はできる…!!
…”お題の凶器”はこの部屋にあると良いんだがな。
俺はまず、ベットの下を調べた。
…ん?
何かふさふさとした物が手に触れた。
にゃー。
ベットの下から、黒猫が出てきた。
…迷い込んだのか?
俺は猫の喉元を撫でた後、抱きかかえた。
にゃ~♪
…何か咥えている。
…鍵?
にゃー。
猫は俺の腕元から飛び降り、机の引き出しをひっかいた。
…そこに何かあるのか?
俺は引き出しを開けた。
…どうやらここの鍵みたいだ。
…中からは錆びた剣が出てきた。
ー続く