■『常識を疑え』
■『常識を疑え』
本作はこの項で一旦終えます。(続きはまだ書いていないので。後で掲載するかも。)
将棋で竜王のタイトルを保持している、糸谷哲郎さんという方がおられます。大学院では哲学を専攻している方なのですが、彼の言葉・座右の銘みたいなものに、以下のものがあります。
常識を疑え。
常識とは、みんなそうしているからというだけで、正しくないことがある、ということです。
まさしく筆者の主張してきたことは、『常識のほうが間違っている』ではないでしょうか。
彼の言葉を知ってから、筆者も座右の銘を聞かれたら『常識を疑え』と応えるようになりました。要するにパクリですね。本作はもうすぐ終わるのですが、小説関連の作で最悪な最後になりました。
さて、何か工夫のある終わり方はないだろうかと思い、至ったのは、筆者のショートショートの紹介でした。
多くは語りません。語るほど深いものでもありません。
では最後に、『自動小説時代』をどうぞ。
『自動小説時代(200文字)』
面白くて売れる小説を、コンピュータが短時間で書く。そんな時代が到来した。
従来の作家は太刀打ちできない。
やけになったある作家は、駄目元で、小説作法すら守られていないと笑われた原稿で勝負することにした。
すると、これが客のニーズに合致しており、勝利できた。
『前例はないが需要に応えるようなものは、まだ人間に分がある』
しかしその直後。
コンピュータは前例に縛られないことを学習し、次々と小説界に革命を起こした。
(了)