ここで中断して、おまけのお話を入れさせていただきます。
本作『二次元最高美少女』は、面白いです。大事過ぎるのでもう一度言います。面白いです。
そんなの作者が言うのは当たり前だ、と思われるでしょうが、例えば筆者の電子書籍の内容紹介や発言などを確認できる場合はしてみてください。作者おすすめ度というものが表記されており、本作は評価点が高いわけですが、他の大半の作は極低い点数しか付けていません。
筆者の広告方針は、「正直にぶっちゃけて信頼を得る」です。
ここで中断して、おまけのお話を入れさせていただきます。
本作『二次元最高美少女』は、面白いです。大事過ぎるのでもう一度言います。面白いです。
そんなの作者が言うのは当たり前だ、と思われるでしょうが、例えば筆者の電子書籍の内容紹介や発言などを確認できる場合はしてみてください。作者おすすめ度というものが表記されており、本作は評価点が高いわけですが、他の大半の作は極低い点数しか付けていません。
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この原稿は、公募に挑戦もしています。
結果は「富士見ファンタジア大賞四次選考落選」が最も進んだもので、他は、二次落ちひとつと、一次落ちが二つ以上でした。
ひとつの賞で高次まで進んだだけなら、やっぱり駄目じゃないか、というのは早計です。これにはとっても不快……あ、いえ、深い事情があるのです。
まず選考には、通常、下読みと呼ばれる、編集者や作家が選考する本選までの篩を行なう作業があります。この下読み制度、はっきり断言しますが、機能していません。
超有名作家様の名を借りるなら、東野圭吾氏が自著の中でたまに触れています。勝手な想像ですが、プロになり大ベストセラー作家となった後でも、下読みでの苦渋は忘れられないのではないかと。
もうね、無茶苦茶ですよ。下読み担当者は、能力がない、あるいはそもそも仕事する気すらなく、それで当落という絶大な権限が与えられています。何故能力がないとか仕事してないと言い切れるかといえば、そうした証拠を筆者自身が持っているからです。いくらでも持っています。
あまり主旨から外れるのもどうかと思うので、下読みに関しては簡潔に罵倒……いえその、苦言を呈して終わります。
たとえ一つの賞でも、異色作で四次まで行ったものが、文章からキャラから何から何まで最低評価だとか、そんなわけねーだろ。「文章の基礎ができてない、小説と真摯に向き合え」だって? 「女主人公である必然性がない」だって? 作者も読者もお前ほど読めないような奴はいねーよ。
現在ラノベでは、公募から新人賞でデビューさせる方針から、ネット無料小説から人気作を書籍化したり賞を与えたりしてデビューさせる方向に傾いているのは、(宣伝をしなくていい利点があるにせよ)下読みを使った選考方法に限界を感じている証拠ではないでしょうか。
ところで富士見様には大変評価していただいたのですが、受賞には至りませんでした。理由も教えていただいております。
簡単にいえば、「面白いのは間違いないけれど、前例がない、主流ではない部分が多い」ということです。印刷出版はコストの大変かかる商売である以上、冒険は易易とはできません。
そういうことなのです。「公募で通用しなかった糞原稿」なんて思わないでください。事情が以上のようにあるのです。
大丈夫、ほんとに面白いですから! というか、ここまで付いてこられている読者様は、面白いと思っているから付いてきているのでしょう。たぶん。