―それは いつから在っただろうか
―それは いつから在っただろうか
―それは 何の為に在ったのだろうか
―それは 誰が作ったのだろうか
時間と空間
命と 命でないもの
感情 記憶
あらゆる法則
出来ること 出来ないこと
起こること 起こらないこと
―全てを管理 統括する超高次元演算システム
やがて『それ』は『それ』と知らない者達から
《世界》と呼ばれた
あるとき《世界》は そこに棲む者達によって
全てを管理するシステムそのものであると明かされた
《世界》は何の為に作られたのか
様々な仮説が飛び交った
だが 何者も明確な答えを出すことは出来なかった
ただ一つはっきりしていたのは
《世界》の容量は あまりにも小さすぎたということ
情報の飽和
あらゆる事象 あるいは「何も無い」ということも含めて
増え続け 積み重なり続けるあらゆる情報
それらの全てを管理し 記録し続けるには
《世界》の容量はあまりにも小さすぎた
このままでは《世界》がどんな不具合を起こすかわからない
なんとかしなくては
どうやって?
情報の初期化?
だがそれはそこに在る者達にとっては 終わり と何ら変わりない
様々な研究が行われ 様々な意見が飛び交い
やがて一つの結論へ至る
《世界》の拡張
《世界》に《世界》の模造品を外付けすることによる負荷の軽減
また 情報の一部を外側へ"逃がす"ことで《世界》を安定させようと考えた
飽和する不安定な《世界》
作られた不完全な《世界》
その刻は 近付いていた―
どうかな?
今度はSF?
真面目に節操が無くなってきましたね
実は俺、気付いちゃったんだよ
毎回気付いてるねこの人……
SFはさ、異世界ファンタジーと比べて『異能』との相性が良いんだよ
この時点でもうすでに意味がわからないよ……
つまり、異世界ファンタジーっていうのは言ってしまえば「なんでもアリ」の世界なわけじゃん?
『魔法』にしろ『ものすごい身体能力』にしろそれら『特別なチカラ』についてあまり深く言及されたりはしないことが多い
ファンタジーにおける魔法の原理なんてせいぜい『精霊との契約が云々』みたいな"ふんわりしたモノ"でしかないだろ!?違うか!?
また主観と偏見で怒られそうなこと言ってる…
SFはそんなことにならない!ファンタジーのように『あらゆる常識が"こちら側"とは違う完全な別世界』ではなく『今の世界のめちゃくちゃ科学が発達した未来』とか『違う歴史を辿ったもう一つの世界』とかそういう"ちょっと現実世界寄り"になってるから色々なことを"説明"する必要が出てくるんだよ
なんか段々納得してきてしまった……
それは一人三役で全部投稿主の意見だからでは
滅多なことを言うな
……メタだけに
やめろ
話が逸れたけど、例えば主人公が『かざした手のひらから火球を放つ』としよう
ファンタジーであればこれはもう『ファイヤーボール』だ。説明の余地もないただの演出としての初級魔法でしかない。撃って、はい終わり
まぁ確かに、冒頭で雑魚相手に撃って『このキャラクターは魔法を扱うことが出来る』って教える為の記号でしかないかもですね。
だがSF世界での異能バトル、さっきチラっと書いてた『ワールドメイカー』の世界では
タイトル決まってるんだ…
タイトルだけ決まってる。Twitterしてるときに思いついた。
「タイトルだけ思いついてそこから話を作ろうとする」って見切り発車以前ですよ。ヤバいですよ。
まあとにかく『ワールドメイカー』の世界観としては、あらゆる事象、法則を司る《世界》そのものが非常に不安定な状態であって
作中に登場する異能力者達は限定的に《世界》の断片に干渉することが出来(これを《アクセス》という)、ある程度自分にとって都合の良いように《世界》の"情報"を"書き換えて"だな
うわぁ
もちろん何でもアリなわけじゃない、制限はある。まず前提として《世界》の一部を書き換えるというのは自らが生んだ《コード》によって《世界》の管理機能を限定的に代替するというものだから当然その負荷は甚大で術者にはそれなりのリスクが
うわぁ
そもそも『手のひらから火球を放つ』のではなく《世界》に対して『手のひらから火球が放たれた』という"記録"を起こし、それを現実空間に"誤認"させるというものであり
こわい
こわい
また《アクセス》に用いる術者の《キー》には『深度』と『権限領域』という概念があり『深度』が高まるほど複雑で高度な書き換えが可能になり『権限領域』が高まるほど術者の書き換えられる《ブロック》が広がっていくだろ?
疑問形やめろ!?
どんどん新しい単語が出てきてついていくのがアレなんですけど、つまり『深度』と『権限領域』は原則的に反比例する為、仮に同じ『《キーレベル》7』の術者がいたとしても、書き換えの精度や多様性には差異が出るということですか?
大体そういう感じだ
単純に『熱』や『衝撃』 『重力』等の書き換えに特化する者もいれば、それらを浅いレベルで満遍なく扱える者もいるってわけだね
理解が早くて助かるな
多分誰も何一つわかってないですけど
まだまだ伝えたいことはあるけどだんだん話が長くなってきて書く方も読む方もめんどくさくなってきたと思う
そろそろグダグダになる頃だ
いや、実はこの「話が長くなる」というのが"ミソ"なんだ
さっきも言ったようにファンタジーにおいての世界観や設定なんてものはふわふわしたものがほとんどであまり重要視されることは少ない。
言ってしまえば『"ストーリー"を成り立たせる為に用意された演出』でしかない
あくまでもストーリーと魅力的なキャラクターがファンタジーのメイン要素だ
ストーリーをしっかりと作り込まないと良作ファンタジーは生まれない…?
もっともらしいこと言ってるけど割と当たり前なのでは
魅力的なキャラクターに関してはファンタジーもSF異能バトルも変わりないが
別に金髪碧眼で壊れたクマのぬいぐるみを抱える無表情の強キャラ少女なんてのはどちらでも出せるからな
ではストーリーを作りこむ上でファンタジーよりもSF異能バトルの方が有利…?
逆だ
SF異能バトルのストーリーはテキトーでいいんだ
怒られるぞ
SF異能バトルはファンタジーと比べて世界観や設定が重視される傾向にある
重視されるというより、さっきみたいに書き手は火の玉一つでもひたすら自分の中の厨二思考を説明しまくりたいから必然的にそちら側の密度が高まる
結果として相対的にストーリー面はあまり気にならなくなる……!?
完全に目から鱗……!
今回は少しばかり真面目な話をしすぎてしまったな。フフ
とりあえずストーリーを考えるのがめちゃくちゃ苦手なんだろうなってことは伝わりました
だって140字以上の作文ってキツくない?
とりあえずオチも何も無いですけど『ワールドメイカー』(仮)頑張って書きましょう
それかトーア戦記書きましょう
・・・・・
・・・・・・・・・・・
『ワールドメイカー』(仮)
書きます…?