なんでもない日常だった。
なんでもない日常だった。
学校へ通い、友人達とくだらないことを話し、苦手な勉強をして、彼女と帰り道を歩く。
「じゃあ、また明日学校で」
なんでもない日常だった。
おそらくそれは、とても幸せなことだったのだろう。
けれども彼は、何か物足りなさを感じていた。
きっかけはとあるチャットサイトだった。
誰にでもなれる場所だ。彼はからかい半分に、都内に勤めるOLであると名乗った。
別に何か意味があるわけではない。
ただ単にそういう『設定』を抱えてチャットに参加するだけだ。
けれどそれだけで、同じように『設定』を抱えた周りの『キャラクター』達は、彼を都内に勤めるOLとして扱った。
最初はふざけていただけだった。
時間が経つにつれ、彼は彼の『キャラクター』であるOLが自分なのか自分でないのかわからなくなっていた。
やがて『彼女』は、そこで偶然出会った『彼』に惹かれ始める―
なんでもない日常だった。
学校へ通い、静かに本を読み、それなりに勉強をして、彼と帰り道を歩く。
「うん、また明日ね」
なんでもない日常だった。
それはとても幸せなことだったのかもしれない。
けれど彼女は、そんな日常に何か物足りなさを感じていた。
自室に帰り、いつものように端末をいじり始める。
とあるチャットサイト
様々な人達が集まる交流の場
ある者は現実の自分をありのまま、ある者は年齢も職業も性別さえも偽って
彼女の『キャラクター』は25歳 写真家の男性だった。
理由を問われれば「なんとなく」と答えるだろう。
自分以外の誰か いっそ自分とは正反対の存在になってみたかったのかもしれない。
引っ込み思案な彼女はその世界で、自分の用意した『キャラクター』を演じることで、他の誰よりも気さくに振る舞っていた。
そんな『彼』の前に、ある日都内のOLを名乗る一人の『キャラクター』が現れる―
なに書いてんの?
新しい物語の『触り』だよ
Twitterでも何度か言ってた"現実世界のなんとなく冷め始めたカップルがそれぞれネカマとネナベになってお互いの素性に気付かないまま仮想世界の性別逆転状態で惹かれあっていく話"のやつだ
ここまで割と四苦八苦しながら書いてたのにそうやって普通に140字でまとめられそうな感じにするのやめて!!
そもそもそれってファンタジーではなくない??
いいんだよ!気付いたんだ!ファンタジーはどんなものを書いたとしても他のファンタジー系とどこかしらが被るんだ!こういう『ちょっとヘンテコな日常』みたいなやつの方がまだ他の人が踏み入れてない穴が残ってるような気がする!
意志弱すぎる!?
たぶん次は「王道が一番!」って言いながら魔法少女モノとか厨二異能バトルとか始めたがるでしょうね
何も成したことが無い故に何から手をつけていいのかわからないみたいな
絶対ファンタジーの方がいいですって。ありふれてるジャンルの方がかえってちょいちょいパクってもいちいち誰も気にしませんよ。
何かあったらテキトーに「強い影響を受けた」とか言っちゃえばいいし
最悪だ…始める前から完全に最悪な心構えのやつだ……
とりあえずは何か一つ完走させることを考えましょうよ
最悪パクることになっても
パクる気満々なのやめろ!?
でも何もかもが手探りの状態で始めたってどうせすぐに詰まってお手上げになるのは目に見えてるんですから……
まずは誰かの模倣でもなんでもいいから『何かを書く』ということ自体の経験値を上げないとね
急になんかそれっぽい言い方で正当化しようとしてる!
「参考にした」これでいきましょう
『パクり行為の言い訳をどのようにするか』を問題視してるわけじゃなくない!?
そうやってオリジナリティみたいなものにこだわって拗らせてたらいつまで経っても何も書けないですよ!
そうなったら絶対にモテないよね
ッッ!?
・・・・・
・・・・・・・・・・
パクろう!
ファンタジーストーリー!