さっきの事………確か、俺は机に突っ伏してそのまま夢を見て────
うっうう……、ここは…?
保健室よ。…まさか、覚えてないの?さっきの事。
さっきの事………確か、俺は机に突っ伏してそのまま夢を見て────
うぉゎぁぁーー!!お、思い出した!!
うるさいわね!!他の人も休んでるのよ、ここ!!
ん。すまん。で、結局ここは異世界かなんかか?
あんなこと、夢でさえ疑うさ。
彼女いない歴=童貞の脳は計り知れないんだぞ。
あっははははっ!!何それ!冗談キツイな~、先輩は!
………今、なんて?なんて言った?俺はてっきり────
てゆーかさ、なんで私の顔見ないの?パン……スカートの中は見てくるくせに。
だから俺は突っ伏してただけだっつったろ!?だからどいつもこいつも嫌なんだよ。
頼むから、目の前から消えろ。視界に入るな。
だから、謝ったじゃん!
すぐムキになるな。女性なんだから。
というか、ここまで話したんだからそろそろ顔見るぞー。
ナンパ症な先輩…………っ。
そ、それより、ほんとに顔を見るんですか!?ちょ、ちょ、待ってくだ────
ナンパ症?なんで?
そんなことより、確信した。ここは、死後の世界────即ち天国だ。ならば、何をしても問題無し!
可愛────
ビンタってよくやられるが、これは何だか格別だ。
なんというか………心の入っている、感情あるビンタ。
そして本日2度目。気絶致しました。
ではでは、ここで分かった事があります。
────決してこれは、夢ではないと。