第四回「ギターの触り心地」

もなみ部長

さて!いよいよギターに触るわよ!

しょうた

は、はい!

しょうた

前回のドキドキ展開が無かったことになってる!

もなみ部長

ま、まずこのレスポールを持ってみて。

しょうた

こ、これがレスポールですか……。

もなみ部長

そうよ。ポイントとしては一つだけなんだけど。

もなみ部長

まずは、ネック。
つまり弦を押さえる場所を握ってみて……。

しょうた

握るんですか……。

もなみ部長

そう……。握るの……。

しょうた

ドキドキします……。

もなみ部長

そ、そうね……。

誰でも最初はドキドキするわ……。

しょうた

お、思い切って握ってみます!

しょうた

わ、わぁ!
これがギターですか……。

もなみ部長

どう?感想は……。

しょうた

な、なんか思っていたよりも固いっていうか、弦を押さえると指が痛くなりそうで……。
あと、意外にギターって重いんですね。

もなみ部長

そうね。
よし、そこまで。
次はこのギターを持ってみて?

しょうた

はい。

ボクはギターを持ち替えた。

しょうた

わっ!これ軽いですね!
レスポールに比べると。

もなみ部長

そうね、いいところに気がついたわね!
やるじゃない!

しょうた

え?そうなんですか?

もなみ部長

そうよ。ギターっていうのは個性があるの。
その一番わかりやすいのが、重さよ。


この重さが嫌で「重いギターは持ちたくない」というプロのギタリストもいるくらいなの。

しょうた

な、なるほど。

もなみ部長

次に触り心地はどう?

しょうた

あ、はい。
こっちの方が、ネックが握りやすいような……。

もなみ部長

そうね、レスポールタイプのほうがしっくり来るという人もいるわ。

でもあなたはストラトタイプが合うって事ね。

しょうた

な、なるほど。そういう感じでいいんですか?

もなみ部長

当たり前じゃない♪
楽器っていうのは「触り心地」が一番。

「常に持っていたい!」って思えるくらいじゃないとダメだと私は思うのよ♪

しょうた

つ、常に持っていたい……ですか。

もなみ部長

そう……。ベッドの中まで持って行きたくなるほど、ね……。

しょうた

ベ、ベッドの中までですか……?

もなみ部長

イヤ?

しょうた

全然イヤじゃありません……。

もなみ部長

じゃあ、連れて行ってね……。

しょうた

は、はい……。

つづく

第四回「ギターの触り心地」

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