そんなこんなでカラオケ

なんだろう

うちで練習すればいいのにさ

おぴん

やっぱりきたわね

こんにちは♪






この人は

おぴんさんだ!

めめたぁ

ななんあんあんあんあなんあ

なんでここにおぴんさんが!!!

は、はじめまして!!!

おぴん

いずみさんから連絡もらってね

最近どうもあなたが練習しすぎてて心配だって

だからね

でも…よくわかんない
なんで…

IZU

えへへ
会いたがってたしさ~

いくよさんに聞いて連絡取ったの。

そこでさちょっとアドバイスもらおうよ

それは願ってもないことだけど


それならここじゃなくても…

おぴん

じゃあめぐちゃん。

あなたが一番得意な曲
いつも点数が良い曲はなに?

めめたぁ

え。
あの
AKBのヘビロテですが…
いつも95点はでます

おぴん

そう!

じゃあわたしそれ聞きたい

聞かせてくれるかな??

GODさんみたいになりたくて





なんか歌ってたら好きになっちゃって
得意になってきちゃったんだよね。




おぴんさんはなんか色々かまうと
採点を入れて





わたしにマイクを渡して

おぴん

がんばって

楽しみにしてるから!

というと





曲を送信

歌が始まった。



あの印象的なイントロから





曲は始まる







ああ

やっぱりこの曲好き。






なんていいんだろう


わたしは採点も気にしつつ

最後まで歌いきった





採点




え!?


88点…



音程が…70%!???

なんで??

なんで??

おぴん

なんでこんな点数っておもってない?

採点バーもちゃんとあってたのに

なんで??

って

あれ?見透かされてる…


しかも

こんな顔するんだ…

おぴん

めぐちゃんね

練習のし過ぎなの

すごい長時間練習したり

腹筋固定したりして
喉から声をだして

音域広げる練習とかばっかりやってるでしょ?


かといって
はちみつとかで喉のケアちゃんとしてる??


医療用ののど飴とかなめてる?


二日練習したら休むとか
喉を酷使しないようにとかしてる?

毎日喉が潰れるまで練習してるんじゃない?

この人…超能力者なのかな…


全部当たってるのが
すごい…

目を泳がせていると

おぴんさんは続けた

おぴん

わたしもね
すっごい練習した

どれだけ練習しても足らない気がしたし
全然上手にならなくて

まわりがどれだけ上手になったねって言ってくれても納得できなくて


自分をものすごい追い込んで
がんばって
練習してて

私からだ弱いのに無理したりして



でもね。
わたし

とっても幸せなことに
すてきな仲間にかこまれてがんばってこれた


めぐちゃんもおなじ
こうやってさ
あなたが話を聞くだろうって
なんとか私に連絡とってさ

まわりみんな心配してるんだよ

でも、その心配かけたことを悔いちゃ駄目


その分感謝ね。

だからさ
もっとみんなに甘えよ

わたしも大分みんなに言われて甘えられるようになってきたんだ


頼って迷惑かけないかなあって

ずっとおもってた


でもさ

ちゃんとみんな受け入れてくれる

悲しい時は一緒にないてくれるし
楽しい時はみんなではしゃげるし

それが
なかまだよ。


みんな頼ってほしい

あなただけが苦しんでるのみるの嫌だもん

自然と涙が頬を伝っていった




涙の熱い感覚が何時までも残って






やがて
ひんやりしてくる。





涙の流れた跡が
さわらなくてもわかる。






本当に一筋の涙が







伝って落ちた。


わたし
もっとみんなに甘えようかな



みんなのアドバイスももっと素直に聞こう

おぴん

うん。。

わかったみたいだね

顔色良くなってきたよ


自分ではちゃんとジャストで音程合わせてるつもりでも

喉は正直で
声帯が疲弊してると声帯がゆるむから

フラットしちゃうんだ

だからね
その意味でもカラオケね

機械は正直

このDって機械は特にね
Jは駄目だよw

ビブラートが音程ミスの認定出るしね




涙拭いてさ

わたしもつきあうから
みんなでラーメンでも食べて
ちょっと気分転換に


動物園でもいかない??

バンドメンバーとおぴんさんのやさしさが
身にしみた。


わたし馬鹿だ
こんなに良い仲間が周りにいるのに








残った時間がもったいないので
他のメンバーがカラオケタイム

おぴんさんも
尊敬する歌姫の曲を歌ってくれた






衝撃だった
わたしは気づいてなかったんだけど



マイクの設定がちゃんとこえ出さないと
響きにくいようになってた


それにもかかわらず


すごい
これが表現力か

目の前に歌詞の風景が広がる


早くこんな風になりたいな…


と私たちはラーメンを食べ

動物園ではしゃぎ

少しちゃんと休んでから
ライブに望むことにした。












練習できないのは
不安だけど


こんな声じゃ
お客さんに失礼

おぴんさんに
喉のケアを教えてもらって

当日万全の状況で
わたしの歌を届ける!!!

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