僕は
携帯から
ネックストラップを外すと
ゆっくりと首の下をくぐらせて手元に輪を作る

と。


覚悟を決めて一気に手に力を込め引き絞った!…



奴は声ともならない声をあげ


首に食い込んだストラップを引き離そうと必死に手で喉をかきむしった。




僕は離されてなるものかと一層手に力を込めた。
すると鈍い音とともに

どうやら喉の骨が砕けたらしく


奴の手から力が抜けていくのがわかった。





奴は白目を向き涎と言うよりは
泡を吹きビクビクと痙攣している。





その手から力を抜いても奴は起き上がってこず





だんだんと痙攣もしなくなってきた。


やってしまった




僕の頭によぎったのはそんな言葉だった。




僕はその場にへたり込むともう動かなくなったもうひとりの僕を見ていた。

自分の死体をみるなんて
なんて気持ち悪いんだろう。
早いとこ消えてしまえばいいものを…

だんだんと意識が朦朧としてきた…
僕は何故か鏡に映った自分の姿に目をやった。













姿



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