信じられません、プロデューサー。私たち、本当にドームまで来たんですね
プロデューサーさんのおかげだね。私も自分で自分が信じられないもん。ふぅー、ちょっと外で緊張をほぐしてくる!
天音はいい子ね…今は大切な親友… でも柚希のことは、ここまで来てもまだよく分からないんです
大切な仲間なのは確かなんですけど、でもあの子、ときどきすっごくイジワルなことしてくるんですよね
私だけに罰ゲームを受けさせたり、いつのまにか私に全責任をかぶせたり、変なふうにからかってきたり…
だから今日も何か仕掛けてくるんじゃ――
え? そんなことはない? どうしてそんなことが言えるんですか?
透~子~さ~ん♪
こんなところにいたんですねー、ちょっとお話があるんですけど…
(き、来た!)
(いったいどんなイジワルを…?)
(それとも何かイタズラを仕掛けて…?)
…これだけは伝えたかったの
――今日は念願のドーム!
私たちの全力で歌って踊って楽しみましょう
……………………
(柚希……!)
ええ、そうね!
柚希に天音、そしてプロデューサーと一緒に、このドームライブ、成功させましょう!