神 斬
髪 切 り屋
神 斬
髪 切 り屋
零
つれづれなるままに、日くらし(徒然草 序)とは
別の時空の、とある国の兼好とか言う御仁が書かれた
文章のはじまりなのだが・・・・
それに、影響されたわけではないが、私も心にうつりゆくよしなし事を書いてみようかと思う。
さて、私が書く文章というのは、蒼き星の日出ずる国に
生まれた、一人の人間を中心に紡がれる物語である。
その人間、朱右(しゅう)と呼ばれる人は
この文章を書いている小生の意思を継ぐ者?
いや、どうもしっくりこない、なんと表現したらよいであろうか。
そうじゃ!意思という刃を受け継ぎし者とでも表現するのが
一番しっくりした表現じゃ。
すまん、すまん。いきなり怪しい事柄を書き出した
小生は誰なのかって?
そうじゃのぉ、私の名前は時を周る者
時周(じしゅう)
と、いっても(仮)の名なのじゃが、正体はいずれわかるじゃろう
太古から、いや、それ以前、神の時代から紡がれたかも知れない、人の営み
歴という名の時の流れ、史、書き記された記録、文化の伊吹
物が語り掛けてくる、今は忘れ去られた記憶、そう物語
さておき、その物語を始めることにしようかのぉ
これは、日出ずる国の人が、生きて紡いできた歴史の物語
神 斬
髪 切 り屋
序の巻きに続く