横断歩道を渡るときは……。

※注:クレームではありません。

私はその横断歩道に対し直角にチャリで走っていました。
普通に道路の左側を走ってたってことです。

その横断歩道をこちらへチャリで渡ってくる高校生と思しき制服を着た男子がいました。

すると、

というやや高めの音がしました。

何気なくそちらを見ると、高校生がイヤホンのコードを持っていました。
でも、その先にあるはずのスマホは、地面の上にありました。

佳純

あ、落したんだ……。

と思いました。

曲を変えようと思ったのかもしれません。
高校生は、そのスマホを見ながら、こちらに渡ってしまいました。

車の往来は、いつにも増して多かったです。

その高校生は、自分の我がままで、車を止めてはいけないと思ったのでしょう。
立ち止まってもいけない、そう思っていたようでした。

車が一台、通り過ぎます。
特に変わった音はしませんでした。

でも、二台目が通った時……。

という音がしました……。

その音を聞いて、さすがに

まずい……。

と思ったようです。

高校生は、横断歩道を戻って行きました。
でも、まだ少し躊躇が見られます。

拾うか拾わないかくらいのところで、私はその情景を見ることができなくなりました。

ペダルをこいでいたからです。

乗用車の重さはだいたい1tくらいだと思います。
それを支えているタイヤが上を通過して、スマホは無事でいられるのでしょうか?

無理やり車を止めちゃうような非常識な子ではなかったので、可哀想に思いました。
彼の心の傷は、いかばかりのものでしょうか?

イヤホンを付けて音楽を聴きながら自転車に乗ってはいけないのですが……。
きっと、魔が差してしまったのでしょう……。

今回の教訓。
自転車を乗る時は、音楽を聴いてはいけません。
また、自転車に乗っている時に、よそ見をしてもいけません。

お巡りさんにも怒られますが、事故になったら大変なのです。
自分の身を守るために、ルールを守りましょう。

横断歩道を渡るときは……

facebook twitter
pagetop