そういえばこの電脳時代も悪いことばっかりじゃないよね。

ん?まあね。
学校や職場のスペースは電脳に移って楽だよね。
その分月ごとの規定運動量が設定されてるけど。

そう。
私が言いたいのはずばりその運動量に関することなの。

へ?どゆこと?

どんなに甘いものを食べても電脳なら甘味の感覚を刺激されるだけで太らない!
糖尿病も気にせずオールフリー!

あ、それね!おいしいよね、アイスにケーキにギモーブ。
和菓子の羊羹とか月餅もおいしい!

電脳だから好きに食べられる。
これって素敵なことね。

そうだね、でも……。

うん?

私は、二十世紀に生まれてずーっとマッキーと生身で触れ合いたかった。

リナちゃん……そう、だよね。
私も一緒がよかったよぉ……。

でも、成人になれば交流区に出られるようになるから。
それまで友達でいようね、マッキー。

うん!

※交流区とは。
他地区にいる人間とリアルでの交流を図れる成人限定エリア。
多くは観光地で、電脳で交流を深めた相手と生の交友を深めるための特区。
そこにおいてのみ、一時的に居住区決定の自由を得られる。
それ以外での二十世紀時代から続く都道府県間の居住区移動は認められていない。

電脳遠距離コミュニケーション18

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