おまたせマッキー。
お茶、日本茶でいいんだよね。
ちゃんと合成だよ。

あ、ありがとうリナちゃん。
これお代ね。

すっとトレード画面が開かれて三桁の数字が打ち込まれて、取引完了。
未青年で学生である彼女達の電脳空間での使用通貨は学校への自主的な課題の提出によって加算される。
この仮想空間は労働(学習)によって対価を得て、使うことも学ぶ場なのだ。

はいどーも。それにしても、皆仮想でくらいはーって、天然物を飲むのにマッキーは合成物一択だよね。

私はほら、お子様舌だから……。

あー。天然物のお茶って独特の苦味?渋みっていうんだっけ?あるよね。

そうなの。それがどうしても馴染まなくて……。

いいんじゃない。折角勉強してもらったお金だもん。
好きなものを好きなように食べたほうがいいよ。
ただし!

健康的な範囲内で、でしょ?リナちゃん。

ん。そゆこと。

リナちゃんって意外とそういうところ保守的っていうか。
気にするよね。

え、意外かな?

だってリナちゃん、リアルだと元気一杯にたくさん食べるじゃない?

それは体が小さいからお弁当箱が大きくみえるだけですー!
ちゃんとお弁当作るときは一食あたりのカロリーとか栄養バランス考えてるんだから!

ごめんなさい。でも知ってたかな。
クラスの男子には女の子なのに体型気にせず食べる元気な子って評判だったんだよ?

嘘、初耳!

言ったら、ちゃんと考えてるんだーってかみつきにいったでしょ。

いや、さすがに。
うーん、中学の頃なら……。

でしょ?だから言わなかったの。

そんな風に、男の子に取られちゃうのいやだったから、ね。秘密だったの。

電脳遠距離コミニュケーション6

facebook twitter
pagetop