あるー日~、森の~なーかー♪
ぷるぷる
熊さんにー
ぷるぷる
でああった
ぷーるーぷーるー
お歌を口遊みながらゼリーさんと一緒に森の中を歩きます。
整備された道のようなものはありませんが、歩くのに苦労しない程度の獣道はありました。
今現在そこを歩いている所です。
誰か人が通る為に作られたものなのか、大型の獣が通る為に作ったものなのかは不明です。
もし後者だとすれば、出会い頭に襲われる事も念頭に入れておかなければなりません。
私に戦うだけの力があるはずも無く、もし見つかればそこでお終い。
お爺ちゃんから教わった事なのですが、森の中を歩く際には常に音を鳴らしておくと良いらしいです。
熊の対処法がこれに当たるみたいです。
というのも、熊が人に気付かず近距離でその存在に気付いた場合、驚いて自分の身を守る為に攻撃する事があるからです。
逆に音を鳴らしておけば人の存在を遠くにいる動物に教える事が出来ます。
私が歌を歌っているのが実はこの対処法だったりします。
本当は鈴とか鳴らした方が良いのですが、それらしい物は見当たりませんでした。
うさぎさんリュックの中身を完全に把握しきれていない為、実は奥の方に隠れているかもわかりません。