あーやっと授業終わったー

今日も疲れたねー

ほんとだよー全く。
授業なんてなくなっちゃえばいいいのに

じゃあ、何のために学校に来るわけ?

友達に会う為

学校じゃなくてもいいよね?

たしかに
家とか集まればいいじゃん

家は駄目だよ

なんで?

何者にも支配されない聖域だもん

は?

どうしよう…
保健室行く?
あ、救急車の方がいいのかな?

二人とも落ち着け

教師
「おまえら話してるのはいいが帰りのHR始めるぞ」

まだ、最後の試練が残ってた…

教師「全くこんな時になってもお前達ときたら…いいかお前たちも明日からいよいよ中学二年生だ。これがどういう事を意味するのか分かっているな?」

知りま…

黙ってよーね

口を塞がずに
首絞めてる
新しいな…

教師「はぁー…おまえらときたら本当に最後まで…仕方ない…いいか、もう一度だけ最後に説明してやる。よーく聞くんだぞ。」

おい
マジか
めんど…

教師「いいか。おまえらは明日からいよいよ自分の名前が名乗れるんだぞ!」

そんな当たり前の発言に
わたしの言葉は呆気なく遮られた。

第一章 最後の日常

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