校長

私の子供がいるだと?

教頭

はい。順調に育ってます。今、9ヶ月だからもうすぐ産まれます。

校長

そんなバカな。私達は男同士だぞ。赤ちゃんが産まれるわけないだろう。

教頭

愛があればどんな障害も乗り越えられる・・・。そう言ったのはあなたですよ。

校長

確かにそう言った。だが妊娠は物理的に無理だろう。それは想像妊娠ではないのか?

教頭

いいえ。ちゃんとレントゲンで撮りました。ちゃんと赤ん坊がいましたよ。

校長

なんなんだ。その生き物は。怖すぎるだろ!

教頭

酷い。あなたと私の愛の結晶なのに。

翔太

あの。別に教頭が妊娠しても俺には関係ないんで。もう帰ってもいいですか?

校長

だめだ。君は私と一緒に帰るんだ。私の家にね。

翔太

だから俺は男には興味がないって言ってるでしょ!

校長

付き合ってみなければ本当の相性は分からないだろう。

翔太

あんたとは無理だって事は分かる!

あかね

もういい加減にして!!

あかね

あたし。初めての告白だったんだよ。ずっとずっと好きだった翔太に告白して、それも凄いイイ雰囲気で。

あかね

なのにあんた達二人がめちゃめちゃにしたのよ!オッサンが妊娠したとかそんな話どうでもいいのよ!

あかね

あ、あたしのはじめての告白。きっといい思い出になるはずだったのに、オッサンの妊娠話のインパクトで、全部消えちゃったじゃないの!!

教頭

それはすまなかったね。だが私だって真剣なんだ。真剣に校長を愛しているんだ。

あかね

だからあんた達は勝手に付き合ったらいいじゃない!よく分からないけど赤ちゃんもいるんでしょ?

あかね

校長!あんた教頭を妊娠させた責任取りなさい。それで全て解決するわ。

校長

まだ私の子供だと決まったわけではないだろう。

教頭

ひどいっ。私はあなたにしか抱かれた事はないのに。

校長

ふん。それは怪しいな。お前が、副校長に色目使ってたのを私が知らないとでも思ったか?

教頭

あっ!あれは・・・

翔太

なんかややこしくなってきたけど、よく考えたら俺は全く関係ないんで、もうホント帰りますよ。

あかね

うん。一緒に帰ろう。

翔太

お、おう

あかねと翔太は、校長と教頭を残して、教室を出た。はじめて二人で帰るその道は、いつもより輝いて見えた。

the end

第二話 付き合いだした二人

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