中村多喜男(なかむらたきお)

うーん…

中村多喜男(なかむらたきお)

ん?もう朝か…

中村多喜男(なかむらたきお)

んー、よく寝たなー

中村多喜男(なかむらたきお)

ん?

女神ちゃん

スースー

中村多喜男(なかむらたきお)

うわっ!なんで女の子が!

中村多喜男(なかむらたきお)

て、そうだ。これからしばらく住むんだっけ

女神ちゃん

むにゃ…お兄さん、変態ですか…

中村多喜男(なかむらたきお)

どんな夢見てるんだろう…

中村多喜男(なかむらたきお)

とりあえず朝ごはん作ろうかな

女神ちゃん

スースー

女神ちゃん

スー…ん?

女神ちゃん

んー、どこですかここは

中村多喜男(なかむらたきお)

あ、女神ちゃん、起きたんだね

女神ちゃん

んーお兄さん?

女神ちゃん

なんでお兄さんがいるんですか!?

中村多喜男(なかむらたきお)

僕の家だからだけど

女神ちゃん

一人暮らしの大学生の部屋に女の子を連れ込むなんて

中村多喜男(なかむらたきお)

君が勝手に入ってきたんじゃないか…

女神ちゃん

変なことしてないですか?

中村多喜男(なかむらたきお)

してないよ

中村多喜男(なかむらたきお)

それより、朝ごはん食べる?

女神ちゃん

朝ごはん!

女神ちゃん

食べます!メニューは!

中村多喜男(なかむらたきお)

トーストとベーコンエッグ、コーヒーとかも淹れられるけど

女神ちゃん

うわー、なんの個性も感じられない朝食ですね

中村多喜男(なかむらたきお)

朝食くらい自由に食べさせてよ

中村多喜男(なかむらたきお)

いらないの?

女神ちゃん

食べるに決まってるでしょう。早く出してください

中村多喜男(なかむらたきお)

なんでそんなえらそうなの

女神ちゃん

ごちそうさまです

中村多喜男(なかむらたきお)

お粗末様

女神ちゃん

さて、お兄さん。今日はどうされるんですか?

中村多喜男(なかむらたきお)

普通に大学行くけど

女神ちゃん

何言ってんですか!

中村多喜男(なかむらたきお)

なにが!?

女神ちゃん

昨日知り合った女の子と交流を深めずに大学に行くなんて!そんなに大学が大事ですか!

中村多喜男(なかむらたきお)

そりゃ大事だよ

中村多喜男(なかむらたきお)

いくら交流を深めたほうがいいとしても大学は行っておかないと

女神ちゃん

女の子との将来を考えるのはいいことですけど、くっつかないと何も始まりませんよ

中村多喜男(なかむらたきお)

いや、普通に卒業を考えていくんだけど

中村多喜男(なかむらたきお)

女神ちゃんはどうするの?

女神ちゃん

私はお兄さんの恋を助ける「料理王決定戦予選通過」した

女神ちゃん

女神ちゃん!

女神ちゃん

ですから、お兄さんを陰ながら見守っていますよ

中村多喜男(なかむらたきお)

料理は得意じゃないんだね

女神ちゃん

うるさいですね、ちょっとはできますよ!

女神ちゃん

お兄さんなんか大学でもコンビニでもどこへでも行ってしまえばいいです!

中村多喜男(なかむらたきお)

なんで怒ってるの?

女神ちゃん

女の子の機微がわからないお兄さんには理解できないでしょうね

中村多喜男(なかむらたきお)

まあいいや

中村多喜男(なかむらたきお)

行ってきます

大塚栄多(おおつかえいた)

多喜男ー

中村多喜男(なかむらたきお)

おはよう栄多

大塚栄多(おおつかえいた)

お前、昨日連絡したのになんも返さなかったな!

中村多喜男(なかむらたきお)

悪かったよ、昨日はいろいろあって

大塚栄多(おおつかえいた)

ま、特別用事があったわけじゃないからいいけどさ

大塚栄多(おおつかえいた)

それより聞けよ、今朝かわいい高校生に声かけられてさあ

中村多喜男(なかむらたきお)

お前に声かける子なんているんだな

大塚栄多(おおつかえいた)

お前それどういう意味だ!

大塚栄多(おおつかえいた)

俺はJCとJSを悪の手から守ろうとしている紳士だぞ

中村多喜男(なかむらたきお)

それがまんま悪の発言に聞こえるけどね

大塚栄多(おおつかえいた)

でさあ、その子探し物してるとかで手伝ってほしいって言ってさあ

中村多喜男(なかむらたきお)

手伝ってあげたの?

大塚栄多(おおつかえいた)

もちろんだ!紳士だからな!

大塚栄多(おおつかえいた)

でも、結局見つからなかったみたいで

大塚栄多(おおつかえいた)

「あ、もういいです」

大塚栄多(おおつかえいた)

って、言ってどっか行っちゃったんだよな

中村多喜男(なかむらたきお)

普通に高校に行ったと思うんだけど

大塚栄多(おおつかえいた)

あの子はかわいかったなあ。ちょっと口が悪かったけど、JKも捨てたもんじゃないと思ったね

中村多喜男(なかむらたきお)

栄多

大塚栄多(おおつかえいた)

うん?

中村多喜男(なかむらたきお)

頼むから犯罪だけは犯すなよ

大塚栄多(おおつかえいた)

だからそんなことしないって言ってんだろ!

大塚栄多(おおつかえいた)

いやー、やっぱラーメンは壱王に限るよな

中村多喜男(なかむらたきお)

初めて行ったけどおいしいな、あそこ

大塚栄多(おおつかえいた)

そう!なによりつけ麺が絶品なんだよ!

中村多喜男(なかむらたきお)

なんかどっかで聞いたようなセリフだ

大塚栄多(おおつかえいた)

あの細めの縮れ麺にあの濃厚だけどさっぱりとしたスープがこう口の中で飛び回って…

大塚栄多(おおつかえいた)

あっ!

中村多喜男(なかむらたきお)

急にどうした

大塚栄多(おおつかえいた)

あれ、あの子だよ、朝のかわいいJK

……

大塚栄多(おおつかえいた)

ここであったのも何かの縁。いっちょ声掛けに行くか

中村多喜男(なかむらたきお)

大丈夫か?

大塚栄多(おおつかえいた)

やっほー

中村多喜男(なかむらたきお)

行っちゃったし…

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