タカシは　日記を　受け取った！
ちょっと困った！

がんばれ。

そろそろ授業はじまるよー。
みんなー、席について教科書広げろ。
ノートも広げてシャーペンの構えだ。

やれっ、いけっ、書き写せっ！

久しぶりのデートっす。
快晴、タカシくんは日記を読んでいます。
わぁ、赤面。恥ずかしい。
おもいをシタタめたアレを読まれてるしね。

タカシくんもやっぱちょっと困ってる。

なんつーか、ニッキって人の前で読むもんじゃねえな。
ユウコはそんなに気にしてないみたいだけど。

まー、仲良ければそれでいいんじゃねえかなあ。

ちょっと歩くよ。
高校生だけどアルバイトとかしてないから、
そんなにお金持ってない。
歩くだけ。ヤラしいこともしない。

あっても「ちゅー」くらい。
ちゅー、で思い出したわ。

ち「きゅー」はう「ちゅー」よりデカいらしいよ。

比　・　喩　・　だ　・　よ　　　！

やっぱ人前ではキツいって。
ダメだよねえ、モラルとかあるよねえ、マナーとかあるよねえ。

そういうもん。

まぁ、ちょっと隠れてやる分にはしょーがねーって。
わかげのいたり。ばんざい！

じかんはあっという間に過ぎ去っていきます。
もう夕暮れ？　ほとんどなんもしてないのに？

あの時はちょっと抱きしめただけ。
まだアレよねえ、ユウキとか足りないよねえ。

わかいから。でもわこうど、青春は短いぜ。
キスくらいかましてビンタしてやんな。

あ、手握りやがった。
ハグしたあとで、アレなんだけど。
思い出すとハズいっつーかね。

アレだったわ。
タカシくん、下車。帰ります。

がたんごとーん。がたんごとーん。
かたかたかたかた。ぎゅーんっ！

電車が動きました。ユウコさんちに帰ります。

ばいばい。

はいはい、静かな家ですよ。
ユウコさんの手には日記があります。
別に交換日記って二冊あってもよくない？
連日交換しまくればいいじゃん。

重要な更新ファイルは見せません。レジストリがおかしくなるからね。
ってこって、ユウコは日記を書き始めました。

いやぁ、らぶらぶでしたねえ。
いいですねえ、青春。
ぜんっぜん知らないジョシとダンシがヨク分かんない授業を一緒に受ける短い期間。
バカげてて、体育祭で盛り上がって、文化祭で盛り上がって、
放課後も盛り上がる。

うなぎ上り！

夕焼けは泣いてます。
雨が降ります。そして、明日につなげる第一歩。

明日は、タカシくんどうするんだろうね。
ユウキがあれば、いいんだけどね。

それじゃ、背景変えてみたかっただけだし、
この辺で！

ちゃお！