惑星ウルタールを舞台とした連動企画『ウルタールの惑星プロジェクト』のひとつ「ウルタールの黄昏」。
「真破闘魔!ガンジー」や「ピタゴラスエッジ!」などの作品をストリエ上で連載し、
存在感を魅せるトオノキョウジが、公式連載デビュー。
異形の怪物アーデルや、世界連合の陰謀に立ち向かっていく主人公クララたちの勇姿を描いていきます。
イラストは、エンブレイスジャパンのオリジナルフィギュアコンテンツ「猫の惑星」のキャラクターデザイン等を手掛ける、まめっちによる描き下ろし。
豊かな水と自然に恵まれた、命あふれる惑星ウルタール。
平和に暮らす文明種族フェーレスの前に現れたのは、フェーレスたちを喰らわんと襲い掛かる異質異形の生体群、アーデルだった。
フェーレスたちを統べる世界連合最高議会が作り上げたのは、持てる技術のすべてを結集した、唯一にして最大の対アーデル軍事組織、Charge of All Territory。通称CAT。
惑星中で展開されるアーデルとの戦いのさ中、クララ・キューダ属するCAT西ボリア支部は、突如として最高議会から、対峙する全アーデルの捕獲命令を言い渡される。
頼りない非殺傷武器と引き換えに、奪われてしまう通常火器。
日ごと進化しフェーレスたちを狙う、恐るべきアーデルたち。
真実を隠す昏き陰謀を斬り裂かんと、クララはその爪を研ぎ澄ます。
これは、小さき命を風に変え、種の黄昏に己の尊厳を賭して立ち向かう、少女たちの物語である。
軽妙で読みやすい文体で、SF、アクション、コメディ、ファンタジーと幅広いジャンルの作品を手掛けています。
それらの作品がエンブレイスジャパンの目に留まり、今回ストリエ公式作家デビューを果たすことに!
SFを得意とするトオノキョウジが描き出すウルタールの世界にご期待ください。
ツイッター: https://twitter.com/kyozy_tohno
公式サイト: http://crohysshobou.net/
登場人物紹介
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クララ・キューダ 本作の主人公。CAT西ボリア支部機動歩兵部隊所属。 およそ戦闘には不向きな内向的な性格。過去アーデルに喰われかけたところをパオらに助けて貰った。 その時のトラウマを克服するため機動歩兵部隊に志願した変わり種。
ショッピングモールに取り残された少女救出の際、アーデルに左腕を喰われてしまう。 -
マーメイ・ドラゴン CAT西ボリア支部機動歩兵部隊所属。
フェーレスの持つ特殊な力「爪の力(ウングィス)」を利用した近接格闘術『プグナーレ』の使い手で、三段を持つ達人。
クララを足手まといと思いつつも、懸命なクララの姿に、何かにつけて構ってしまう。長い黒髪のオリエンタルな美女。 -
パオ・フウ CAT西ボリア支部の隊長。
短気でかなり攻撃的な性格の持ち主だが、部下からの人望?は厚い。
何故かCATワンズ支部の隊長スフィとは仲が良い。
最高議会のやり方に疑問を抱いている。 -
ミスティ・ブルー CAT西ボリア支部の副隊長。
最近世界連合から出向してきたキャリア。冷徹に最高議会の意向を遂行しようとする為、折に触れ隊長パオと衝突する。
チェスが趣味。 -
ピクシー・ボブ CAT西ボリア支部機動歩兵部隊リーダー。
規律には厳しいが、チームの和を大切にする心優しいリーダー。
科学者タイプで、バードウオッチングが趣味。 -
マチルダ・カール CAT西ボリア支部機動歩兵部隊副リーダー。
メカニックの知識が豊富で、多少のトラブルは現場で対応できる。
そんな臨機応変さをピクシーに買われ、サブリーダーになった。 -
メル・ラパーマ CAT西ボリア支部機動歩兵部隊所属。
かなり陽気な性格の元ダンサーで、チームのムードメイカーでもある。
射撃の腕は、支部の中でも一、二を争うほど。 -
ココア・ショートヘアー CAT西ボリア支部機動歩兵部隊所属。
正義感が強すぎるがゆえに、暴走しがちなところも。スーパーサブとして、コマンドギアのパイロットも兼任している。俊敏な身のこなしと、百発百中のナイフ投げが売り。 -
ジェシカ・バンビーノ コマンドギア“コメート”のメインパイロット。
ミア・バンビーノとは双子の姉妹でジェシカが姉。
二卵性の双子なのでミアとはそれ程似てない。
情熱的で短絡的だが、パイロットとしての腕は一流で、コメートを自分の身体の様に自在に扱う。長い脚が自慢、とにかく自慢。 -
ミア・バンビーノ コマンドギア“メテオーア”のメインパイロット。
ジェシカ・バンビーノの双子の妹。
もの静かな知性派。眼鏡が大好きで、その日の気分でかけかえる。
歌う事が大好きで、マイクを持つと人?が変わる。 -
ベラ・ガタオ CAT西ボリア支部のメカニック長。見た目は幼いが腕はピカイチ!
頭はチョー良いが、口は悪い。新しい武器の開発も手掛けている。因みに尊敬してやまないドラ整備長の写真を常時携帯している。 -
シビ・ブラック ベラのアシスタント。
身長192㎝と大柄だが、かなりのビビリ。
手先の器用さはベラに匹敵する。
ウルタールの黄昏 設定/用語
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惑星ウルタール 地表の多くが水に覆われ、多種多様の生物が住むのを特徴とする惑星。
惑星誕生から数十億年にわたり様々な文明が築かれ、いつしか惑星の名は『ウルタール』と名付けられた。『ウルタール』とは古代リビアヤマ語で「大きな球体」を意味していると、世界最古の文献である“ナコティカ”に記されている。
「ウル」が“大きな”を、「タール」が“丸い”を意味している。ウルタール歴2220年となった現在では、<フェーレス>と呼ばれる猫に近い人型生物が地上の文明の中心となっている。
彼ら<フェーレス>の歴史は南レムリアにあるババ砂漠で、二足歩行を示す化石が発見されたことで明らかになった。 -
フェーレス 猫に近い人型生物。惑星ウルタールの地上文明の中心。
フェーレスたちを捕食するアーデルとの生死をかけた戦いを日々繰り広げている。フェーレスの起源については、様々な見解があったが、古生物学の権威モモ博士、
遺伝子学の重鎮クロ博士、更に歴史学の雄ミュウ博士の共同研究によって、現在ではフェーレスの誕生は約300万年前とされている。 -
アーデル 異形の者たちの総称。その姿は様々で、一括りで説明することは出来ないが、共通しているのは、見る者の心を凍らせるほどのおぞましい容姿をしている点だ。
体長は小さいもので3mほど、最大で50メートル近くまで巨大化しているものもいる。 -
CAT(Charge of All Territory) 異形の者たち(アーデル)と戦うためにフェーレスによって組織された。
本部は南氷大陸にあり、世界中に、「北アトランテ」「南アトランテ」「西ボリア」「北ボリア」「中央ボリア」「南ボリア」「東ボリア」「北レムリア」「南レムリア」「ムー」「ワンズ」の11の支部を持つ。『ウルタールの黄昏』は支部の一つ「西ボリア」を舞台とした物語となる。
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世界連合 南氷大陸に本部を持つ、CATも所属する全フェーレスを統括するガバメント。
マウと言う金色のフェーレスを筆頭に11の大陸の代表により組織された最高議会が様々な決定を担っている。
ウルタールの惑星とは?
エンブレイスジャパンのオリジナルフィギュアコンテンツ「ウルタールの惑星」をモチーフにした連動企画。
電撃ホビーウェブ(株式会社KADOKAWA)ではコミック「ウルタールの憂鬱」を2月より毎月15・30日に連載予定。
ストリエでは同じ世界を舞台にした「ウルタールの黄昏」をストリエ上で2月7日より毎週日曜更新にて連載開始。