2020年3月。



娘が卒業式を迎えました。









娘は先に中学校へ。





天気にも恵まれ

私も夫もウキウキした気分で

中学校へ向かいました。





この日を迎えられたことが

とてもとても嬉しかったからです。









体重が減り始めた2年前は

娘が拒食症になっているとは

露ほども思わず…





その半年後には

命の危険があると

言われるまでの体重になってしまい…





眠っている娘の寝息を確認したり



毎朝起きて来ては

生きていた…と

ホッとする毎日を過ごしていました。





自分の無力を痛感する日々は

精神的にキツかったです。





専門医に出会い

4ヶ月の入院で

食べることが出来るようになり



私は拒食症に立ち向かう術を学び



そこから1年かけて

中学校を卒業する所まで来ました。







1年以上かけて12kg減った体重は

約1年かけて元に戻りました。





卒業式の時には更に+2kgでした。





3年ぶりに生理も戻り



無表情だった娘に笑顔も戻りました。







相変わらず



摂取カロリーには縛られているし



これ以上の体重になることは

あり得ないと思っているし



勉強をしなくてはいけないという

強迫性のようなものから来る不安を

常に抱え込んでいますが





それでも



ここまで回復した娘に万歳です。











式はコロナの影響で

卒業生と親

そして先生方のみの参列となり

簡素化された式となりました。







簡素化とは言っても

とても素敵な式でした。





式の初めには

舞台の幕が上がり

舞台いっぱいに並んでいた卒業生達が

歌を歌ってくれました。







初っ端から涙です…







在校生がいないので

卒業生と親の距離が近く

計4曲の歌どれもが

とても力強く響いてきました。





そして

卒業生達の

感謝の言葉に感動。





卒業証書授与の時の

大きな返事にも感動。



娘も元気な声で返事をしていました。





退場する時の

知っている子達の笑顔や泣き顔に

感情移入しまくり



そして娘が前を通った時は

涙で娘がかすんでしまいました。



私の顔は

かなりグチャグチャだったと思います。(笑)









1時間程の式でしたが

なかなか濃い内容でした。





最後は

親達が花道を作り

卒業生がその中を通って行きました。





その後は写真タイムに入り

娘も色んなお友達と撮っていました。





良い笑顔でした。











私は

お世話になった先生方に

感謝を伝えました。







本当に

学校の理解があって

ここまで来られたので

感謝しかありません。





娘の良いように…と

全てのわがままを聞いてくださったこと。



その上

学校が手伝えることは

何でも言ってください。と

常に手を差し伸べてくださったこと。





この学校で良かった…



この先生方で良かった…









卒業生以上に感動していた私に

1番お世話になった学年主任が



『お母さんの毎日のお弁当の付添い

 大変でしたよね。

 本当にありがとうございました。』



と言ってくださり



労われるとは思ってもみなかった私は…





またまた涙です。







この時の娘が

どれだけ学校の先生方に

感謝の気持ちを持っていたのかは

分かりませんが…





あなたが順調に回復出来ているのは

先生方の理解があってこそなんだよ。



ということを忘れずに

これからの道を歩いて欲しいと思いました。











娘よ。



卒業おめでとう!!

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