これは、北海道の某温泉地に旅行に行った際のお話です。
家族で温泉街を観光していた時、とあるラーメン屋さんでお昼ご飯をとることに。
自分達が注文をしえ終えると、その後に7名くらいの高齢男女のグループが入店してきました。
その内の一人、60代くらいのおっさんが席に着くと、陽気にラーメン店主に話しかけます。
「オレね、知り合いに聞いてね、この店に来させてもらったんです。なんかめっちゃラーメンが美味いって話で。そんでオレ達ね、この旅行でこの店に来るのが一番楽しみだったのさ!」
ほうほう、このラーメン店はそんなに有名なお店だったのか、とその時、自分は思いました。
しかし、次の瞬間、大事件が起こります。
「そんじゃ、大急ぎで炒飯7つお願いしますね!!!!」と、先程のおっさんが叫ぶように言ったのです。
その時、何とも言えない空気が店内に流れたのは言うまでもありませんでした。
ラーメンが美味いって聞いて来たのに、何で貴様らは炒飯を頼んでいるんすか⁉ と思わずにはいられませんでした。
流石に御店主も、ちょっとだけムッとしておられました。
でも、まあ、運ばれて来た炒飯はめっちゃ美味そうではありましたね。自分も次の機会があれば炒飯を頼もうかと思います。