入院で

少しは食べられるようになるかな?

何かしらの処置で体重増えるかな?

退院する頃には前向きになってるかな?

などなど…



摂食障害の専門じゃなくても
病院なんだし
今より良くなるよね?!と
思っていましたが…


この入院で
状況はより悪くなります。




娘の体重は日に日に減っていき
顔つきも変わってしまいました。


1番変わったのは
人に接する態度です。


元々人見知りな所があり
男の人は苦手でしたが

主治医の先生や
精神科の先生&研修生に対しての
嫌悪感の表し方が露骨になりました。

そして怯えるようになります。


まるで敵が襲撃して来たかのような
反応です。


病気を治そうとする人=敵

だったのでしょう。

今ならこの態度は
理解できます。




何故急に??



私の中では
体重が急に減ったからだと
今でも思っています。



先生方がいない時は
落ち着いていて
黙々と
学校の勉強をしています。



夫は
仕事帰りに娘の顔を
見に行ってくれていましたが
さすがにこのままでは
ダメだろうと
先生に転院の話をしようと
いうことになりました。



入院4日目の夕方に
私は中学校へ行きました。

状況説明と
宿題などのプリントを
もらいに行くためです。


学校の先生に

『どうですか?!元気になりましたか??
 明日体育祭なので
 良かったら一緒に
 見に来てくださいよ!!』

と満面の笑みで言われ

状況が悪化している事を
言い出せませんでした。




体重は31kg台になりました。


何故
娘は食べてくれないんだろう…


病院は何故
何もしてくれないのだろう…


何も出来ない自分が
悔しかった…


ただ見ているだけしか出来ず
悲しかった…




その頃の
私のメンタルは
限界でした。

pagetop