旦那がいつものように23:30に帰ってきた。
夕ご飯はスタンバイしてあるが、チラリと見て、付け合せのポテトだけつまむ。
しばらく前から、ダイエットするから夕ご飯はおかずだけでいいと言い始めたので、それ用のメニューで準備するが、最近それすらもほとんど食べず、明日の朝食べるゎー...という日がほとんど。
「あのね、話したいことがあるんだけど....」
「うん、なに??」
旦那がソファーに座る。
私も隣に座る。
話す前から涙が止まらない。
「あのね、私なりにどうにかしようとがんばったんだけど、もう無理で、......
ずっとメソメソしてるし、みんなに優しく出来ないし、自分が変でもう嫌なの。」
「......すぐさま死ぬか、離婚してしがらみ全部無くしてから1人で死にたい...
そしたら良い奥さん見つけて再婚して幸せになって。」
旦那はフリーズした。
後半は想定していなかったんだろう。
しばらく無言が続いた後、旦那が口を開いた。
「俺は口下手であまり気持ちを言葉に出さないから伝わってないんだと思うけど、ゆきちゃんの事は本当に大切に思ってるんだよ。
俺が昇進出来たのもゆきちゃんのおかげだ。
確かに片付け苦手だったり、すぐお皿割ったりしておっちょこちょいのところはあるけど、完璧な人間なんていないんだから。
今までもゆきちゃんが苦手なところは俺がやったり、その逆もあったりで補い合ってきたじゃん。」
「むしろ......」
なんだかすごく言い出しにくそう。
「むしろ、俺がダメ人間だから、ゆきちゃんはもっと他の良い人と一緒になった方がいい。
ちゃんと笑顔にするって約束して結婚したのに、トラウマも消してあげれないし、こんな風に泣かせてしまう。
もっと器の大きな人と結婚した方が幸せになれると思ってる」
旦那、涙目汗
まさかの展開に焦った私は
「そんな事ない!あなたは本当に最高で、なんたらかんたら〜うんたらこうたら〜」
.......
.....約1時間泣きながら旦那と私の褒め合いの無限ループが続く(笑)
これだけ書くと、本当は愛し合ってるんだよっていう夫婦のノロケ合戦にしか見えないガーンDASH!
でも、旦那の言葉の本当の意図は私が思ってるものと全く別のものだったのです。
2人してひとしきり泣いて落ち着き、
もう遅いし寝よっか!となった。
最後に旦那が
「でも、俺が言ったこと、
ちゃんと考えておいてね。」
と言った。
私はなぜか鳥肌が立った。