日常的な寂れた商店街。深夜0時を回っても街灯は白く無機質な光を発光している。そんな光すら届かない灰にまみれた裏路地で異形を違法に討伐する者達がいた。
人達は次第に彼らをこう呼んだ。
狩人と。
この世界には異形という生物が存在する。
ある日どこからか現れては人々や家畜などを襲った。
その姿形は様々で異形のものや、人間とほとんど変わらないであろう体型のものまでいる。
異形が発生した当時は異形がネットで拡散されて瞬く間に広まった。
だが、このネット時代にそんな現実味の無い動画を上げてもただのフェイク動画だと罵られるだけだった。
次第に異形が全世界で出現するようになると同時にこの動画の信憑性も上がっていった。今はもう全ての国で異形が確認された。
人々は異形に怯えながら日々を過ごすようになっていった。
国連は対異形部門を設立して異形への対抗策を異形発生から翌年に開始した。
この時までにおよそ八千万人が死亡していた。後に未曾有の大災害と呼ばれる出来事だ。
そして国連はその生物を