凪沙つぐみ

『小旅行』 CMを挟みまして再開です

凪沙つぐみ

……と その前に
今回訪れた神社についてすこしだけお話します

凪沙つぐみ

ここは幻灯(げんとう)神社
学問や仕事を司る神様を祀っています

凪沙つぐみ

大きな神社ではありませんが 地元の人たちに愛され歴史を重ねている神社です

凪沙つぐみ

今回は神社や地域の皆さんに許可をとり 貸切らせていただいています
ご協力ありがとうございました!

ナディファ

森の中はふかふかの土だったけれど……

ナディファ

ここはつるつるの石!

猫屋敷棗

神社の中は石畳
向こうには雑草や落ち葉がかきあつめられているわ

ナディファ

ずーっと前からここにあって
ずーっと守り守られてきた……
そっか あなたはヒトが大好きなんだね!

猫屋敷棗

? なんの話?

ナディファ

あのね! ……え?
……もちろん! ナディファが会いにいくよ!

ナディファ

棗! ちゃんとお話したいからオマイリのやり方を教えて

猫屋敷棗

え ええ……
深くは尋ねないけれど ナディーは不思議な子ね

凪沙つぐみ

棗さんたちは手水舎で身を清めて……
あっ 棗さんのハンカチ ネコちゃんの刺繍入りでかわいい……

凪沙つぐみ

……はわわっ失礼しました!

猫屋敷棗

……まず鈴を鳴らしてこのおさいせんを入れる……

猫屋敷棗

二礼二拍手のあとお願い事をしてまた一礼……お願い事は自分の心にしまっておく

猫屋敷棗

基本はこの形かしら……
地域や各神社独自のやり方があるならそちらに従うといいわ

ナディファ

わかった! やってみよう!

猫屋敷棗

……どうだった?

ナディファ

あたたかいのにとってもさわやか!

ナディファ

それにね 神様が言ってる……

ナディファ

覚えていてくれてありがとう
……って

猫屋敷棗

覚えていてくれて……
深い 言葉ね……

猫屋敷棗

神様も私たちも 誰かに見守られて アイを受けて ようやく生きていけるのかも

猫屋敷棗

あるいは……
小説家としての私が アイドルとしての私が

猫屋敷棗

いつか思い出すときために 言葉を書き留めているのかも……しれない……

ナディファ

そうだ! ねぇ棗 棗の歌を聴きたいって言ってるよ
どうかな?

猫屋敷棗

歌を? ……ここで?

凪沙つぐみ

突飛な話ですね!?
それにナディファさんは『誰から』歌をリクエストされたんでしょうか?

凪沙つぐみ

今までのお話も なんだか不思議で掴みどころのない感じがします……

凪沙つぐみ

でもでも ナディファさんの明るい笑顔を前に断れる人などいません……よねっ!

猫屋敷棗

……わかった
あなたも一緒にどう?

ナディファ

コーラスするよ! まかせて!

凪沙つぐみ

お歌をバックにエンディングにうつります♪

 

~終わり~

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