『小旅行』 CMを挟みまして再開です
……と その前に
今回訪れた神社についてすこしだけお話します
ここは幻灯(げんとう)神社
学問や仕事を司る神様を祀っています
大きな神社ではありませんが 地元の人たちに愛され歴史を重ねている神社です
今回は神社や地域の皆さんに許可をとり 貸切らせていただいています
ご協力ありがとうございました!
森の中はふかふかの土だったけれど……
ここはつるつるの石!
神社の中は石畳
向こうには雑草や落ち葉がかきあつめられているわ
ずーっと前からここにあって
ずーっと守り守られてきた……
そっか あなたはヒトが大好きなんだね!
? なんの話?
あのね! ……え?
……もちろん! ナディファが会いにいくよ!
棗! ちゃんとお話したいからオマイリのやり方を教えて
え ええ……
深くは尋ねないけれど ナディーは不思議な子ね
棗さんたちは手水舎で身を清めて……
あっ 棗さんのハンカチ ネコちゃんの刺繍入りでかわいい……
……はわわっ失礼しました!
……まず鈴を鳴らしてこのおさいせんを入れる……
二礼二拍手のあとお願い事をしてまた一礼……お願い事は自分の心にしまっておく
基本はこの形かしら……
地域や各神社独自のやり方があるならそちらに従うといいわ
わかった! やってみよう!
……どうだった?
あたたかいのにとってもさわやか!
それにね 神様が言ってる……
覚えていてくれてありがとう
……って
覚えていてくれて……
深い 言葉ね……
神様も私たちも 誰かに見守られて アイを受けて ようやく生きていけるのかも
あるいは……
小説家としての私が アイドルとしての私が
いつか思い出すときために 言葉を書き留めているのかも……しれない……
そうだ! ねぇ棗 棗の歌を聴きたいって言ってるよ
どうかな?
歌を? ……ここで?
突飛な話ですね!?
それにナディファさんは『誰から』歌をリクエストされたんでしょうか?
今までのお話も なんだか不思議で掴みどころのない感じがします……
でもでも ナディファさんの明るい笑顔を前に断れる人などいません……よねっ!
……わかった
あなたも一緒にどう?
コーラスするよ! まかせて!
お歌をバックにエンディングにうつります♪
~終わり~