ヴェレッド ローサイト
DEX対抗50→60失敗
………ダレンくん、聞きたいことがある
奇遇ですね。僕も聞きたいことがあったんですよ
……先にどうぞ
いいんですか?じゃあ…
ヴェレッドさんは、誰が犯人なのか…もう目星がついているのでは無いですか?良かったら、推理を教えて頂けませんか?
……………………
………こんな真っ直ぐ聞いてくるか……どうする…素直に話すか…はぐらかすか……
………犯人は部外者ではない。波里くんか、君か、乙姫くんか…そのうちの誰かだと思っている。ただ……
ただ?
……………………………
………すまない……現状、1番怪しいのは…お前だ。ダレン
…僕、ですか…!?
……単純な推理だ。まだ確証はない…
今残っているのは、僕、波里くん、ダレンくん、乙姫くん…このうち、来栖さん殺害の時にこの館に残っていたのは、ダレンくん、乙姫くんだ…この時点で、僕と一緒に外へ出ていた波里くんは、犯人から除外される
そうすると、館に残っていた君と乙姫くんが怪しくなる…あの睡眠薬入りの紅茶、淹れたのは君自身ではないかい?
僕が犯人だとして…どうしてこれから人を殺そうって時に、自分で睡眠薬入りの紅茶なんて飲む必要があるんですか…
カムフラージュのためかもしれない。自分に犯人だという目を向けないようにするため…とかね
なら、乙姫さんの紅茶にも薬が入っていたのは何故です?そちらを抜きにしておけば、疑惑の目はそちらに向いたはず…仮に、犯人が僕だったらそうします
…わかり易すぎるんだ、そこまですると…自分で言うのもなんだが、僕はかなり頭が切れるほうだ。そしてもう1人…昨晩のうちに殺された、天夢くんも…大まかな推理ができるほどの頭脳は持っていたはず
2つの紅茶は、僕たちの推理を混線させるためのものだった…僕はそう思っている
…つまり、カムフラージュのカムフラージュだった…と?
ああ、そうだ
…逆に、今君はどう考えているんだい?僕の聞きたいことはそれだ
………僕は…来栖さんが犯人だと思ってます
来栖さんが…?
はい。崖下に捨てられていたという死体…それが、そもそも来栖さんじゃなかったんじゃないかって…顔もぐちゃぐちゃになるまで殴られてて、分からなかったんでしょう?
ああ…それは………
……………………?
なら、遠目から見たそれは、本当に来栖さんだったのか…判断はつかないと思います。もしかしたら、無くなったっていう、双葉さんの遺体をそれに見立てただけかも…
待て
…?なんですか?
………君…
……どうして、来栖さんが撲殺されたと、知っているんだ?
…………撲殺なんですか?僕そんなこと一言も…
いや。さっき、君はっきり言ったよ…
ぐちゃぐちゃになるまで『殴られてて』と
!
僕が君たちに…君と波里くんに伝えたのは、損傷が酷く、判別がつかなかった…それだけだ。なのに、それを君は、殴られたと断定した…それは何故だ?
嫌だなぁ。言葉のあやですよ。顔がぐちゃぐちゃなんて、何回も殴られたとか、切られたとか…そういったことしか思いつかないじゃないですか
なら、どうして疑問もなく『殴られた』なんて言葉が出てきたんだ?そう言うってことは、少なくとも裂傷の場合があると迷っていたはず…なのに、口をついて出たのは殴る方だった。なんの迷いもなく、なんの抵抗もなく…ね
……ダレン=ラウール……犯人は、君だね?
……ええ、そうですね。失言でしたよ。確かに僕は殴られたと断定しました。でも、それだけで僕を殺人者になんかしないでくださいよ…
そもそも僕は、このケロイドのせいで、上手く力が入れられないんです。双葉さんや来栖さんを殺せたにしても、あそこまで運ぶのは不可能です
それに、天夢さんの手足を切って、それらを窓から落とす事なんて…僕にするタイミングがあったと思います?
……………
……確かに…ケロイドについては忘れてた…でも…アレがあれば…
………あの時、天夢くんの部屋には、何かがいたんじゃないか?
何か…って…?
……そうだね。仮に…あの粘性の化け物がいたとしようか。君は何らかの方法を使って、その生物を操ることが出来る…
……だったら、裏で襲われた時に、貴方か波里さんは死んでいるはずです。僕が本当に化け物を操れていたのなら、あそこでお2人を逃がすメリットはありません
……いや。殺そうとしたんだ。君はね…でも出来なかった。それは…
……次は、押しつぶされなければならなかったから
………
あの状況で僕が死んだら…それは押し潰したと言うより、飲み込まれたという方が正しいだろう。そんな死に方は、あの歌には載ってない。君はそれに気づいたんだ
……それじゃあ、快楽殺人鬼じゃないですか…
なにか理由があるのかい?
……………………そんなこと、すると思いますか?僕が…
思いたくはない。けれども…そう思わざるを得ないくらい、君の行動には粗があった
………………粗?
…………そのペンダント、随分大切なものなんだね。あえて聞かなかったけれど……それ、『朝露石』なんじゃないのかい?
………………
それを用い、何かしらの魔術を僕たちにかけていたんじゃないのかい?あの時…
不自然に波里くんが動けなくなったときとか…ね?
…………KP、予定変更です。今ここで…
ヴェレッド=ローサイトを殺します
!お前やっぱり…!
KP、ダレンに組み付き!!
そうだねぇ…ヴェレッド、DEX対抗を振って、それから組み付きの判定だ。成功値は50…敢えて言わせてもらうとね
ここでこいつを止めなきゃ…君は確実に死ぬよ
っ…頼む…!
ヴェレッド ローサイト
DEX対抗50→60失敗
!
…慈悲はない…と、言いたいところだけど…君は十分時間稼ぎをしていたね。最後に足掻け…幸運、どうぞ
そうか波里…!頼む出て来てくれ…!
ヴェレッド ローサイト
幸運60→17成功
ふふ、君のあがきは女神に届いたようだね……それじゃあ、彼に出てきてもらおうか
!………!!!
あはは、アストルくん見たことない顔してますね〜
由笑!!!!!!お前!!!!!!お前!!!!!!
その辺は終幕で、ちゃんとお話しますからね〜
うぃ〜、ただいま〜
っておいおいおいおい…どうしたんだアストル…すごい顔してるぞ…
……状況を聞いてくれればわかる……
さて波里…君は風呂から上がると、ダレンに組みつこうとした体制のまま動けなくなっているヴェレッドと、無表情でペンダントを握りしめるダレンに鉢合わせるよ!
どういう状況だよ!?
KP、これ喋れるか!?
残念、口も動かない!
どういうことだよ……とりあえずRPを……
おいおいどういう状況だよこれ…!?2人とも何があったんだ!?
ああ…波里さん……出てきちゃったんですね
でてきちゃった……?どういう…?
邪魔しないでください。これは僕のためなんです。あなたたちの命があれば、あなたたちさえ死んでくれれば……
僕の願いは、叶うんです
……ぇ……え、まって…待ってくれダレン…それってつまり…今までのこととか、そういうのも…全部お前が…?
…………
波里さん。僕、あなたのことは好きでしたよ。きっと、出会いが違っていれば、友達になれたと思います
KP、ナイフをヴェレッドくんの首に当てます
ダレン…?やめろよ…そんな馬鹿なこと…そんなの、持ってたら危ないだろ…?落ち着けよ、な…?
すみません…これも全部…全部……僕のエゴなんです
……そのまま横に…
格闘……拳でナイフをたたき落とす!!
部位狙いは-30だけど…いい?
やらないより、やっての後悔だ!!
…分かった。いいよ
届け!!
スナカゲ ハリ
格闘-30→1クリティカル!
うそ!?
波里!!
うそぉ!?
おやまぁ…
だあああああああああ!!!!
…………波里、君の拳は、寸分の違いなくダレンの持つナイフの柄に吸い込まれ、それをはじき飛ばした
ダレン、さすがに君もそれには驚くだろうね。思わずペンダントから手が離れるよ
あ〜、ですよねぇ
その瞬間…ヴェレッド、君の読み通り……君の体に自由が戻る
!ダレンは今、体勢を崩してる…今しかない!
波里くん!ダレンくんを抑え込むんだ!!
りょーかい!話はしっかり聞かせてくれよ!!
ダレンは今体勢を崩しているね。対抗しようにも自動失敗だ…つまり…
…………はは………
………僕の負けです…ね
……ヴェレッド、波里…君たち2人は、この一連の事件の犯人である男……ダレン=ラウールの無力化に成功した……おめでとう
と…とりあえず……何とかなった…
あっぶねえ……アストルはダレン目つけてるんだとは思ってたけど…ホントにPCが犯人なんて思わなかった…
仇は取ったぞ天夢……
とりあえず…動けないように拘束して…あー…包帯とかテーピングでいいか?
ああ、いいと思う。
OK。んじゃ、一旦話聞こうぜ
ああ…そうだ。ペンダントもちゃんと取り上げよう
あー…なんかそういう描写あったな、確かに…それに関しても…?
ああ。説明する。聞けば教えてくれるだろうしな
抵抗せず拘束されますね。ただ、ペンダントの時はちょっと身を引くかもしれません
取らせては?
くれますよ。問題ないです
……分かった
……それじゃ、RP行こうか
………ダレンくん、ひとまずは、なぜこんなことをしたのか…僕はそれが気になる
………それは………
それに関しては黙っちゃうね。言うつもりは無いらしい
………ダレン、みんなの遺体は?双葉のが無くなってたってことは…どこか1箇所に集めてんだろ?
……せめて、弔ってやりたい
……来栖さんが落ちていた、あの崖の下……そこに、小さい洞穴があります。皆さんの遺体は、全てそこにありますよ
洞穴……ヴェレッド、行ってみようぜ
いや…その前に
この嵐を収めてもらわなきゃダメだな
あ……そうか…でもそれじゃいつになるか…
今すぐだ。できるね、ダレンくん
え?
………そこまで、突き止めてましたか
ああ。思えば、あの時から君は…既におかしかったんだな。警戒をしておくべきだった…
ど、どういうことだよ…?
…波里くん、一昨日のことだ。覚えているかい?この館の書斎で、魔術について書かれた本があったろう?あの中にあった、天気を変える呪文だ
天気を………
………あーーーーっ!!わかった!あの歌か!!
そう。僕たちがふざけてハモった、あの時…その時に、彼は呪文を唱えていたんだ。歌のような詠唱をね
なるほどなぁ……
…ええ、その通りです。
KP、呪文を解きます。
OK。それじゃあ、外は大荒れの天気から快晴に変わるね。
よし!これで行けるな!
……これ以上、僕ができることはないです。早く行ってあげてください。
……わかった。
ダレンも連れて行こう。拘束もだいぶ緩いし…
ああ、そうだな。逃げられても困るし…
もうそんなことしませんよ…
それじゃあ、崖下行ってみるか!
その前に…いったんダレンの部屋調べてみないか?
メタ推理にはなるが…ここで終わらないってことはまだ何かあるんだろう。なら情報はしっかり集めておきたい。
ああ…それは確かに…
じゃ、先そっちだな
OK。ダレンはどうする?
今更隠すこともないですし…いいですよ。鍵も渡します。
OK。それじゃあ、ダレンの部屋行こうか