さて…外は相変わらずの大雨だね。居住地と研究施設の廃墟の二か所あるけど…どっちから行く？

二か所あるのか…結構距離ある？

そうだね…足場が悪い分ちょっと時間がかかって、屋敷から歩いて30分くらいのところだ。

居住地と研究施設はそこまで離れてないよ。

じゃあ、居住地から行くか？研究施設は正直やばそう。

だな…僕も居住地からでいいと思う。

二人がいいなら、俺もそれでいいよ。

OK。じゃあ、居住地から処理していくよ。

居住地は、団地のようになっているね。ところどころ崩壊がひどくて、探索できる部屋は限られてる。

先に言っちゃうと…かなり部屋数が多いうえ、目星情報しかないから、一気に振ってもらうよ。

そんなにあるのか…？

探索できるのは、
1-A,B,D,G、2-C,F、3-A,C
の八か所だね。場所を分けて振るか、みんなで全部一緒に振るかは任せるよ。

どうする？

個人的には一緒に振りたいが…

ちょっと(ファンブルが)怖いよねぇ…

それなぁ…

…失敗箇所があったらみんなで…でいいか…？

んー…だな。それが一番安全だと思う。

賛成！じゃあ、俺1-A,B,Dやるよ。

じゃあ…1-Gと、2の二部屋やる。

俺だけ一部屋少ないけど…いいのか？

ああ、波里はヒーラーだからな。
リスクは少ないほうがいい。

天夢は頑丈だから、多少のことなら大丈夫だよ。何かあったら呼んで！

そういうことなら…任せたぜ！

決まったね？それじゃ、それぞれロールして！

おお！

まさか全成功が出るとは…！

よ～～～し！幸先いいぞ～！！

えーっと…じゃあ、天夢は回避振って。

え？

よし…！

それじゃあ…天夢が調べを終えてその部屋から出ようとしたとき、部屋の一部が崩れて足元に落ちてくるよ。けど、君はぎりぎり避けられたね。

…これ、クリティカルじゃなかったら僕もだったんだな…

奇襲かと思った…がれきでよかった…

これ…俺ついてきて正解だったな…

それじゃあ…君たちは、目星が成功した部屋でそれぞれこんなものを見つけるよ。

…………

…なるほど。

…OK

共有はRPで頼むよ。

俺のは共有したほうがいいと思う。そっちはどうだ？

これ…共有隠しはまずいだろうな…鉈って…

共有する。

同じく。

OK。んじゃRPするか。

お帰りさん。どうだった？

こっちは、Aに安全靴、Bにバールがあるのを見つけました。僕には必要ないので、お二人か待機組に護身用として預けようと思います。

Cにはベッドがあるだけでした。

こっちは、2Fに鉈とたばこの吸い殻を見つけた。銘柄はハイライトだ。

2Cは…だいぶ荒れていたな。血痕もあったから、おそらく何かあったんだと思うが…本に載っていた殺人事件との関係はまだわからないな。
1Gはがれきまみれだということ以外わからなかった。すまない。

なるほど…こっちは、3Aに手帳が落ちてたってだけだな。あとなんか、比較的きれいだった。

3Cはちょっと調べきれなかったぜ…

不足場所は二か所か…じゃあ、そこはまた全員で見に行こう。

そうですね。

ああ…そうだ。
あの部屋、やはりところどころもろくなっているようで、がれきが崩れることがあるみたいです。体力に自信のない方がいらっしゃいましたら、安全靴をはいていたほうがいいかと…

君は大丈夫なのか？

はい。体力には自信があります。

そうか…なら、波里君がはいておくのがいいと思う。どうだ？

え…俺はすぐ手当てできるから、大丈夫だぜ。どっちか履いとけよ。

…いえ。ヴェレッドさんがいいというのであれば、僕も波里さんが履くのがいいと思います。万が一のことがあったとき、波里さんが万全でないと、僕たちも困ります。

んん…そっか。
んじゃ、履いておくぜ。

手帳は…見ておくか？

そうですね…帰っている途中で水に濡れてしまっては大変ですし…3Aの部屋で読みましょうか。

OK。3Aはこっちだぜ。

…つーわけで…3Aで読むぜ。

OK。じゃあ、手帳の情報を開示するよ。
それは…誰かの日記のようだね。君たちが気になったのは、最後の四日間のものだ。

……アウトだよね、これ

ああ、限りなくアウトだ…

アウトオブアウト…だな…

さて…異様な内容の日記を見た三人は、0/1D2のSAN値チェックだよ。

だよな…

がりがり行くな…

波里君ヘイパス

…………ふはっwwwマジか…！www

え…まさか…

このタイミングのハンドアウトは…これしか考えられない…

ふふふ…さて、なんだろうねぇ…

さて…この後は探索のやり直しだったね？ちゃちゃっと行こうか♪

場所は…1Gと3Cだったね

よーっし、やるか！

アストル、君何回クリティカル出せば気が済むんだい…？

僕も驚いてる…

すっげーじゃんアストル！！
俺とは真逆だな！！

君は君でどうしたんだい今日？

…ほんとだ…完全に出目逆転してるね…

俺はリアルダイスとの相性悪いのかもしんないな…ははは…

じゃあ…ここはみんなで探索してるから、全公開するよ。

１Ｇには厚手のコート、マフラー、アクリルのセーター、３Ｃには財布が落ちているのがわかるね。

うわ…これ絶対この探研のやつだろ…

コートは…装甲になったりするか？

ああ。一点分の装甲にしてもいいよ。

何かあったら着ようか。
とりあえず…財布だね。

中身、なんか入ってる？保険証とか…

ああ。カードポケットに運転免許証が入ってるね。

名前は？

名前は中坪卓也。38歳の男性だね。

38…ってことは、さっきの手帳の持ち主とは別か…

年齢から、一緒に来てたとも考えにくいな…名前も出てなかったし…

うーん…それ、いつ頃のものかとか、ダレンに見せたらわからないかな？

ああ、鑑定か！

そうそう！

うーん、それでもいいけど…この場でもわかる方法があるよ？

…生年月日…？

…かな…？

継承ならわかるんじゃない？年齢的にも。

あー…
んんー…

…………生年月日？

う～ん…そっかぁ…まあ、それでもできるか…

中坪の生年は1940年代だということがわかるよ。誕生日は6月7日。

え…これあれか…研究所とかまだご健在のころの…？

そうなの？大正時代ってそんなに最近？

年号のことはよく知らんが…そうなのか？

ちょっと…日本人頑張ってよ…1940年代はもう昭和だよ…！

俺理系だから！

一般常識！！

まあ…とりあえず、居住区はこんなもんかな。続けて研究所行く？

結構時間かかったから、正直一回帰りたい気はするが…どうする？

でも…一回帰って、またここに来る時間考えたら、やっぱり続けていったほうがいいんじゃない？

ああ、そうだな。往復一時間だし…

…そうだな。
もうダレンにはもう少し一人で頑張ってもらおう。

ああ。じゃ、続けて研究所行くぞ。

OK。それじゃあ、君たちは数分で研究所に移動できるね。

研究所には実験室、資料室、仮眠室があるよ。

また手分けするか…

だな。居住区で結構時間とられたし…

じゃあ…僕は資料室に行く。図書館もあるし…

ああ、俺図書館もってないから助かるよ。
その分け方で行くと…俺は仮眠室のほうがいいかな？

あー、薬品とかあったらワンチャン医学で行けそうだしな。OK。実験室は俺行くぜ。

OK。じゃ、ヴェレッドは図書館、天夢は目星、波里は…本来薬学だけど、医学でもいいよ。

良しビンゴ！

温情感謝！

すまない…

結果見てから、また一緒に調べりゃいいって。大丈夫大丈夫！

それじゃ…天夢と波里はこんなことがわかるよ。

…叩きつけてくるなぁ…

…なるほどな。人体実験は確実か…

さっきと同様、共有は任せるよ。

してもらえるか？

ああ、もちろん。

多分、ヴェレッドが調べてたところがわかるともう少しわかる気がする…俺のはそっち調べてからでもいいか？

ああ、かまわない…すまないな。

だーいじょーぶ！とりあえず、天夢のほうの教えてもらっていいか？

ああ。ベッドの下にこんなメモがあったそうだよ。

…さっきの手帳と似たようなものを感じるな…

だね…この島がおかしいっていうのは、本当なのかもしれない…

…ダレンのほうは大丈夫かなぁ…

…で、次はヴェレッドのところを調べなおすんだっけ？

ああ、頼む。

よーし、初期値が唸るぞ～！

…もしかして、図書館とってたの僕だけか…？

だ、ダレンがまだわかんないから…！

んんんんんんんん

…本当に申し訳ない…

こ、これは…運命力だから…！

めっちゃ笑うじゃん

それじゃ…ヴェレッドは本棚から研究に関する項目がまとめられたファイルを見つけるね。
内容はどうやら、不老不死に関するこらしい。

メモの口ぶりや筆跡から、このファイルをまとめた人物は偏執的なまでにその研究に拘っていたこと、そして研究が迷走していたことが分かるね。

…SAN値チェックか…？

いや？これを書いた人が実際目の前にいたらやばかったかもね。

良かった…！不定不可避だと思ったぜ…！

やっぱりさっきのHOは不定か…

だが涙崎天夢。貴様はだめだ。
ファイルの内容から生々しい創造をしてしまった君は、SAN値-1。

だよね…ファンブルだもんね。

…それじゃあ…考えは固まったか、継承？

…ああ。
KP、帰りながら話したってことにしてもいいか？

OK。存分に怖く話してくれ。

それは俺も遠慮したいな…

…あ、勝手に変えるって言っちまったけど、何かやり残したこととかあるか？

ないよ。早く帰って、ダレンたちと合流しよう。

ああ。正直いろいろ心配だ…

…それじゃ、君たちは館までの道のりを戻り始めるね。一回アルバとすり合わせるから、その間にRPどうぞ。

実験室には、人が入れそうなほどの大きさの薬品タンクがあった。元々何かの薬品が入っていたみたいだが、揮発性だったみたいで、今はただの水になっちまってた。

…つまり…

…ああ。資料室で見たファイルに書かれていたことが本当なら、あそこで行われていたことは…

…あまり考えたくないですね…

研究が完成した様子はなかった…それだけが、まだ救いだな。

なぜです？

双葉君の件…あれが部外犯の仕業だとしたら、その実験で作られた、不老不死の化け物が犯人だってこともありえたわけだ。たった今、その可能性は消えたがな。

…それこそ、考えたくねえな…

ダレンさんたちは、大丈夫でしょうか…

…大丈夫だ。きっと…

おまたせ！すり合わせ終わったよ～

KP、館までは問題なく帰れるか？

うん、問題なく帰れるよ。
ずぶ濡れだけど。

ああ…やっぱそうだよね…来栖さんにタオルとか頼めないかな…？

キッチンにいるって言ってたし…二階探索ついて行ってないなら、ここから声出せば聞こえるんじゃね？

だな…KP、来栖さんを呼ぶぞ。

…………来栖は来ないね

聞き耳失敗かな？

いや…今ダイス振ってないから、それはないだろ…

じゃあ…二階か？理念室もちょうどある日、タオル取りに行きがてら行くか。

多分床濡らしちゃうね…あとで拭かなきゃ…

それじゃ、君たちはリネン室に向かうね
扉、開けるかい？

あー…ダレンも二階探索してんだっけか。びっくりさせちゃ悪いよな…ノックするぜ。

中から返事はないね。

ほかの部屋にいるのかもな。とりあえず入るか。

それじゃあ、君たちはリネン室の扉を開けるね…

さーって、ふわふわタオルを探すかね～

…その前に…扉を開けた君たちは、あるものが目に入るよ。

んあ？

？

なに？

…扉から、少し離れた場所…そこにーー

ダレン=ラウールが、うつぶせで倒れているよ。