ルーク

レイス、懐中電灯を貸してみろ

レイス

おー

ルーク

理想と現実の狭間に囚われた者よ……その目に全ての夢を映し出せ

ルーク

よし、術は効くみたいだな

ヒナタ

やった、点いたの!

ルーク

ボクの魔力が尽きるまでは使えるから、しばらくは大丈夫だろう

ルーク

アルド、お前のも貸してみろ

ルーク

ボクはしばらくこの姿でいるニャ

フェン

うんうん、ありがとうね

ルーク

ニャ―♪

アルド

僕達の懐中電灯もフェンさんのスマホも、明かりが点くようになったね

ネネ

これで4階に進めますわね

レイス

404号室、か

レイス

アイツの、最後の病室

ヒナタ

レイス、どうしたの?

レイス

なんでもねー

ルーク

さっきの笑い声も気になるけど、とりあえずは404号室に向かうニャ

フェン

よーし!階段へ向かおー!!

ネネ

レイス

レイス

ん?なんだよ

ネネ

ワタクシは、アナタの過去を知りません

ネネ

アナタにどんな友人がいて、アナタがどんな思いで過ごしてきたのか

レイス

…………

ネネ

……だから、大丈夫よ

ネネ

ワタクシが知っているのは、"今のレイス"ですもの

レイス

…………

レイス

……あっそ

ネネ

行きましょう、レイス

レイス

ああ

レイス

って!手は握る必要ないだろ、ネネ!!

ネネ

あら?ワタクシが怖がっていたら、手を握ってくれるんじゃないの?

ルーク

青春ニャ♪

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