◆Middle05◆
拠点入り口
◆Middle05◆
拠点入り口
『拠点の様子』の情報を得ているので、MAPを公開します。
キミたちは一番右下のエリアにいます。ボルタイの部下たちは拠点内のそれぞれの持ち場へと戻っていきました。キミたちはテントのどこかにある奪われた積荷を発見しなければなりません。拠点入り口からは小さなテントであるエリア2か、テントの隙間を縫って移動できるエリア3へ進むことができます。
「どこから行く?」
こーれは……まず左、エリア2ですかね?
この三箇所の小さなテントってここからでも全部見えます?
それぞれテントがあることは分かるね。流石に中までは分からない。
なるほど。
なので見張りが厳重そうなところがあるか、までは現時点では不明。
入り口から中覗くとか……?
聞き耳できるかな?
エリア2をまず聞き耳ですかねー。
扉、というよりテント入り口か。どうぞ。
「まずはそこのテントを調べてみるわね」
「お願いします!」
2D+4で(ダイスを振る)9……。
その数値はーまずい気がするーーー!
『聞き耳』に関するルールはエクスパンションブックに記載がある。GMが指定しない限り、基本的な難易度は【感知】10である為、この場合は失敗となる。プレイヤーもそのルールは理解しているので、フェイトを使用し振り直し、達成値15で成功することができた。
特に物音はしない。
「……物音がないわね。このテントは無人かしら」
「荷物、置いていますでしょうか……」
「覗いてみましょう」
「すぐに見つけられる分にはいいんだけどね……」
「荷物を放置する……とは考えにくいので無いとは思いますが」
◆Middle06◆
物置
人影の少ない小さなテントの中には、矢弾、糧食などの戦闘時に兵士たちへ配られる消耗品などが雑多に積まれている。どうやら物置として使われているようだが、整理が行き届いていないせいで、テント内は物で溢れかえっている。
テント内には沢山のものがありました。整理が行き届いていませんが、詳しく調べれば何か使えるものがあるかもしれません。【感知】判定で一人1回、物資を漁ることが可能です。最も高い数値を参照しますね。
時間を割いて良いものだろうか……。漁ってみます?
時間的には、先の情報収集シーンでどれくらいの時間が掛ったかが直接関係してくるので、ここはそのまま漁っても時間経過のペナルティには関係しません。
おお、じゃあ問題ないですね。いえーい。
では、漁りますか。
(ダイスを振る)うぬ……達成値6。
(ダイスを振る)私は11です。
「ポーションの類でもあればもらっていきましょう」(ダイスを振る)10。
15以上はいなかったか。HPポーション×3、MPポーション×3の発見に成功。各自分配どうぞ。
わぁい。
「それはポーションのようだね。丁度いい。貰っていこう」
ちょうど1本ずつ!
ですねー。
じゃあ均等配分で。ちなみに15以上は蘇生薬が増えてました。
わぁ。
でもクリチェックなんだよねえ(笑)。
「まったく……野蛮な輩は整理もできないのでしょうか(ポーション拝借しつつ)」あっMPポ飲んでいいですか? 今拾った分。
良いけど……MP使ったっけ……ああ、《エアリアルスラッシュ》した分か! どうぞどうぞ。
わーい。(ダイスを振る)4点回復。
◆Middle07◆
テントの隙間
テントの隙間。拠点内にはボルタイの部下が、哨戒しながら闊歩しており、見つからずに移動するには身を隠しながら行くしかなさそうだ。
ほむ。
このエリアに最初に入った時、PC全員は【幸運】難易度10の判定となる。誰か一人でも失敗すると、拠点内にいる敵たちは物音を耳にする、などして警戒を強める。以降全てのエネミーの【行動値】が3増加する。
ヒエッ。フェイト入れる(笑)。
うーん……念のためフェイト使用で。「リュウさんも、こそーっとですよー……」
あうあう……此方もフェイト使用。
全員がフェイトを入れた甲斐あって、この判定はクリア。そのまま抜き足差し足忍び足で隙間を移動して行く。
馬房のあるエリア4のテント、或いは一番奥のテント側の前に当たるエリア5に向かうことが可能。
馬房……。
馬房ごーだ。
◆Middle08◆
馬房
「ここは、馬房みたいだね」
馬房です。拠点の一角には騎兵たちの乗る馬が繋がれた馬房になっている。馬たちにはいつでも騎乗できるようにするためか馬具一式が着けられたままだ。周囲には人の姿がない。この隙に手綱や鎧などを破壊しておけば、相手が馬を使う邪魔をできるかもしれない。
馬具をはずしてぽいできるかな?
外しただけだと再装備されてしまうから、破壊の処理になる感じだね。ただその馬具をいじるには【精神】12が必要になる。これは馬を落ち着かせるための判定だ。もし失敗すると[4D+3]点物理ダメージを馬に蹴られて受けてしまう。
尚、文中では馬と表記しているが、シナリオのイラストだと竜のようなので、実際にはトヤーが騎乗している方竜のような存在だと思って頂きたい。セッション中は常に馬と表記していた為、このままの表記で進行する。
結構きつい。
うーん……フェイト乗せていけるか……?
やりますか。
判定を行うなら、代表者が【精神】12を目標として馬を落ち着かせるんだ。
フェイト1点使用。3D+5で(ダイスを振る)成功! わぁい。
さす騎乗者。
「流石、獣の扱いならお手の物ね」
「よーしよし……良い子ですから……(撫で撫でがちゃがちゃ)」
「っと、この間に馬具を壊しておきましょう」
馬具破壊に成功したことで、騎乗できる戦闘員を減らすことに成功した。
いえーい!
「積荷はどうやら奥のようだね……敵が哨戒しながら闊歩している。哨戒とか闊歩とかなんで公式シナリオは漢字に弱い人をいじめるような真似を……」
(一同笑)
大テントに辿り着く為には戦闘の必要がありそうだ。
「ここは正面突破しかないかしらね」
「皆さん、やりましょう……!」《コールドラゴン》で騎乗! おっけーです!
「戦闘は苦手ですが精一杯支援いたしますね」
《コールドラゴン》の効果自体に終了の時間は書かれていない。従って、トヤーは最初に《コールドラゴン》を宣言してから常に[騎乗状態]である。ただ、描写の中で馬(正しくは竜)を落ち着かせたりするのに降りている描写を挟んでいる為、念のために宣言を入れているのだが……実は《コールドラゴン》はスキルコストが4必要となっている。そのことをプレイヤーもGMも忘れていた為、本シナリオ中《コールドラゴン》によるコストの処理は行われていない。実際にセッションをしていると、こういった処理の誤りが発生する。もし途中で気付いたら、その分のコストを減らさせるか、今後減らさせるようにするかはその際に遊んでいたメンバーと良く話し合うようにすると良いだろう。勿論間違いが無いことが一番だが、こうした間違いはどうしても出てくる。時間は有限であるし、何よりこれは楽しい遊びだ。互いが納得出来れば、今後は気を付けるようにして、セッション進行を優先させた方が良いだろう。
尚、《コールドラゴン》を使用しないでも騎乗自体はできるので、単なる騎乗宣言として本リプレイ中は扱っていると思って頂ければ幸いだ。