皆様、こんにちは!
ハイトです
ついに『ハイトからの挑戦!』閲覧数2000突破しました!
本当にありがとうございます!
おめでとうハイト!
おめでとう、よかったな!
ハイト、おめでとさん!
ありがとうママ、パパ、にいにー!
ん……
にいに…………?
よ、ハイト
久しぶりだな!
にいにー!?
にいにーだ!
にいにーがいる!?
自分の兄を見てそんな驚くなよ
久しぶりに会ったみたいになってんじゃん
いやいや
3年ぶりだろうが!
改めて、ロウトもお帰りなさい!
うっす、ただま母さん!
小説の方は上手くいっているのかい?
んー、まーボチボチかな?
のんびりやってるよ
パパ、ロウトも久しぶりに帰ってきて疲れてるだろうからお仕事の話は置いといて
今からみんなでご飯にしない?
急いで作ってくるから!
お、いいねママ!
久々の一家団欒ですな、僕も手伝うよ
あら、じゃあお願いしようかしら
父と母は食事を準備するため、ハイトの部屋を後にした。
まさか
にいにーが帰ってくるなんてね…
…………
なあ、ハイト
ん?
なんだい、にいにー?
お前、最近交際してる女がいるだろ
え、ええ?
とぼけるなよ
ほら、あの緑色の…………
あ、私?
!?
!?
こんにちは、ハイトの夏休み②に出てきた女の子です!
…………
い、いつからそこにいたんだ…?
えー、では早速質問にお答えしますね!
………………
私とハイトくんは、
付き合ってます
嘘をつくな嘘を!!!
あなたが一方的に婚約を迫ったり、勝手な好意を押し付けているだけでしょ!
はあ!?
『お前のことが好きだ』って最初に言ってくれたのはハイトくんでしょうが!!!
しかも何?
好意の押し付けってちょっと酷くない!?
都合の良い過去の改ざんをしないでいただけるかな!
そんなことを言った覚えは一ミリもございませんし、押し付けなのは事実だと思います!!!
なんなら読者様に聞いてみましょうか???
な、なによなによ!
私のこと迷惑扱いしてさ!
ハイトくんは自分の置かれている状況を理解してるのかしら!?
ここで私と付き合っておかないと一生彼女なんて出来ないわよねーわかる?
こんな常識あるヒロインが殆ど登場しない作品の主人公やってて、ちょっとでも自分への好感度が高い女子がいたらとりあえず確保しとけばいいじゃないの違う!?
さらっと自分ディスり入ったな…
で、でもでも…………
う、うるさい!
な、何よあんた
ハイトくんのお兄さんだか知らないけど、私達の夫婦喧嘩を邪魔しないでくれる?
夫婦じゃないんだよな―
…………
一目惚れだったんだ……
は?
みどりちゃん!!!
お、俺じゃ駄目か!?
み、みどりちゃん……?
なんか
そのままな名前だな…………
みどりちゃん!
キミの事が好きだ!!!
ミドリだけに無視ー
微生物ばりのスルースキル!
お、面白いぞこれは
……
あれは俺が小学生の頃だ…………
ま、まさか
回想に入るのか………お前
当時、小学生だった俺は登校中に突然
う〇こが漏れそうになった
……
いや、気付いたときにはもう遅かったんだ……
汚ねぇなおい!
正直俺は絶望した
早朝、時間が無くてトイレに行かなかった事を死ぬほど後悔したよ
だけど、そんな俺の前に一人の女神が舞い降りたんだ……
それが『みどりちゃん』?
あ、思い出した!
私が当時ハマってた、コンビニの一番クジ『青春男子の下着シリーズ』を買った帰り道……
青春男子の……何だって?
手に持っていたE賞の『黄ばみMAXブリーフパンツ』をずっと凝視してきた男の子が当時いたわ
いらなかったからあげちゃったけどね
もう出会いの話はどうでもいいから
A賞だけ教えてくださいよ!
俺はその下着に救われたよ……
女神って本当にいるのだと思った
そして、同時に本気の恋をしたんだ!
その日以来ずっとキミを探し続けてきた
へーがんばったね
えらいえらい!
俺は……キミのためにプロの作家になった!
えええまじかよ!
もうにいにーに憧れるのやめるわ
実は書いている小説に出てくるヒロインの『ブリーフ姫』はキミがモデルなんだ……
貰ったからか!
あの時ブリーフを!
ふ―――ん
だから……
だから…………
……
……
ハイトじゃなくて
俺を選んで欲しいだ!!!!!
ハイトVSロウト②へ
続く……