その頃、リーフは無駄にだだっ広い城内を
あっちへ行ったり ――
こっちへ来たり ――
右往左往しつつエディの執務室を探し回っていた。
あれから思いっきり1人で泣いて、すっきりした後。
少しだけ冷静になって考え、エディは
御領主サマなんだから”セックス”は
子孫を増やす為の義務なワケで。
俺だって一応”お妃候補”になった以上、
正室に選ばれようと・選ばれまいと、
つまり結果がどうであれエディとエッチしなきゃ
いけないワケで。
恋愛感情なんか二の次で、彼に全部任せるべき
だった ―― と、反省した。
それで ”鉄は熱いうちに打て”の例え通り、
反省の気持ちが薄れてしまわないうち、
エディへひと言でもいいから詫ておこうと、
執務室を探しているのだが……