イツシマ ツナグ

んじゃ、銀…女の子と会話するんだな?

アルセ ユエ

はい!好きな食べ物とか、無難なものを聞きたいです

……………

イツシマ ツナグ

残念だが、それは出来ないな

イツシマ ツナグ

銀は、女の子に何度か質問するうちに、あることに気づくだろう。それは、彼女が口を聞けないことだ

アルセ ユエ

えっ…?

……………

イツシマ ツナグ

女の子は、イエスかノーの質問にしか答えられない。首を振るしか、質問に答えるすべを持たないんだ

アルセ ユエ

……そうだったんですね…

シロガネ エミ

ごめんね、僕、全然気づけなくて…

……………♪

イツシマ ツナグ

女の子は気にしていない様子だ。むしろ、相手にしてくれて嬉しそうだぞ

アルセ ユエ

…!

アルセ ユエ

KP、イエスかノーで答えられる質問を交えながら、女の子とお話します!

イツシマ ツナグ

わかった。せっかくだからRPしとくか

シロガネ エミ

君は、やっぱり外の世界の人なの?

……?

シロガネ エミ

ああ…わかんないか…えーっと…えーっと…

シロガネ エミ

じゃあ…美味しいものを食べるのは好き?

シロガネ エミ

本当!?僕もなんだよ♪僕、物語を作る仕事をしていてね、アイデアが出なくて行き詰まったりすると、必ず行くお店があるんだ

シロガネ エミ

そこのシフォンケーキがものすごく美味しくてね…もし、元の世界に帰ったあともう一度会えたら、ご馳走するよ!

……!

……♪

シロガネ エミ

約束だよ!絶対だよ!!

シロガネ エミ

……あ…そうだ…君、名前は覚えてる?何て呼んだらいいかなーって思って…

………?

シロガネ エミ

そっか…覚えてないか…でも…ずっと『女の子ちゃん』って呼ぶわけにも行かないし……

シロガネ エミ

ニックネーム、付けてもいい?ここにいる間だけ

シロガネ エミ

よーし、素敵なニックネームを考えなきゃね…そうだなぁ…君は…肌も髪も白いから……

イツシマ ツナグ

お待たせん♪

アストル インカローズ

……由笑のRPは素直で心が洗われるな

イツシマ ツナグ

お前とサヴァランにも見習って欲しいな?

アストル インカローズ

KP、先程の黒い本にナイフの背を擦り付ける

イツシマ ツナグ

本は持つか?

アストル インカローズ

………やむを得ないな。後で洗う

イツシマ ツナグ

その時間もあるかどうか…

イツシマ ツナグ

では…擦りつけた部分は、たちまち黒く変色したな

アストル インカローズ

!…やっぱり毒だったか…

アストル インカローズ

KP、ナイフに毒を付着させて持ち出すことは出来るか?

イツシマ ツナグ

あくまで液体だからな。ぽたぽた落ちると思うぞ

アストル インカローズ

だがKP…お前、初めて笑がこの本に触った時…『ベタベタしている』と言っていたな?

イツシマ ツナグ

ああ、言ったが……

イツシマ ツナグ

………はっ…!

アストル インカローズ

それなら、その液体には少なからず粘性があるはずだ。コップに並々とは行かないが…それこそ、スプーン一杯ほどなら、持ち出せるのではないか?

イツシマ ツナグ

……………

イツシマ ツナグ

……………………………

イツシマ ツナグ

…………DEX×3

ホシキリ ソウヘイ
DEX×3(30)→08成功

イツシマ ツナグ

…………持ち出せたな

アストル インカローズ

中央の部屋に戻るぞ

イツシマ ツナグ

描写を丁寧にしすぎたか…今度は聞かれるまで控えるようにしよう…

イツシマ ツナグ

ほい、最後!

サヴァラン ブリュレ

待ってました〜!

サヴァラン ブリュレ

さっき笑が失敗してた調理台を目星!

サバキ ラン
目星51→91失敗

サヴァラン ブリュレ

っっっぶな!?

イツシマ ツナグ

何も見つからないな

サヴァラン ブリュレ

幸運!!幸運振らせてくれ!!

イツシマ ツナグ

許可しよう

サバキ ラン
幸運65→08成功

サヴァラン ブリュレ

よし!!!!

イツシマ ツナグ

なら…諦めてその場を去ろうとした然木の目の端に、小さな紙切れが映る

サヴァラン ブリュレ

拾って読むよ!

イツシマ ツナグ

内容はこんなのだな

大事な 調味料は 現在 在庫切れ

サヴァラン ブリュレ

大事な調味料…変色しなかった銀食器……

サヴァラン ブリュレ

なるほど、そういう事か…KP、俺も中央の部屋に戻るよ

イツシマ ツナグ

おう。んじゃ、このまま合流RPを頼む

ホシキリ ソウヘイ

待たせたな。単刀直入に言う。あの黒い液体は毒だった

シロガネ エミ

うえ…やっぱりそうだったんですね…舐めたりしなくてよかった…

ホシキリ ソウヘイ

蘭の方は何かあったか?

サバキ ラン

ああ。このメモが落ちていたよ

ホシキリ ソウヘイ

……なるほど。調味料、な…

シロガネ エミ

……あの本に書かれてた、『ちゃんとしたスープ』を作るのに必要なものってことですよね…うーん…雪ちゃん、何か知ってる?

サバキ ラン

雪ちゃん?

シロガネ エミ

うん、この子の名前。全身真っ白だから、雪ちゃん!

ホシキリ ソウヘイ

そんな安直な…

シロガネ エミ

それで…知ってるかい?

………

イツシマ ツナグ

女の子…改め雪は、星霧のことをじっと見つめるな

アストル インカローズ

アイデア振らなきゃダメか?

イツシマ ツナグ

いや…このくらいなら気づいてもいいだろう。

サヴァラン ブリュレ

本の毒…

アストル インカローズ

KP、湯気の状態は?

イツシマ ツナグ

かなり薄くなったぞ。もうすぐ冷めてしまいそうだ。

イツシマ ツナグ

具体的に言うと、あと技能三回くらい使ったら完全に冷める

サヴァラン ブリュレ

ギリギリじゃんか!!

アストル インカローズ

毒まみれのナイフをスープに浸けるぞ

イツシマ ツナグ

毒は赤いスープに溶けていったな……さて…

イツシマ ツナグ

毒入りスープの完成だ…飲むか?

サヴァラン ブリュレ

もう飲むしかないだろうね…走って調理室からスプーンを持ってくるよ!

イツシマ ツナグ

その行動をさっき星霧にやって欲しかった…

イツシマ ツナグ

然木が戻ってくると、スープの湯気は本当に薄くなってしまっている…飲むか、飲まないか…すぐに決めないと、あるいは……

サヴァラン ブリュレ

飲む!

アルセ ユエ

飲みます!

アストル インカローズ

飲む!

アルセ ユエ

あっ…自分で飲む前に…雪ちゃんにも、飲むようにお願いします!!

イツシマ ツナグ

すごく嫌そうだが、従って飲んでくれるぞ

アルセ ユエ

雪ちゃん…!

イツシマ ツナグ

全員スープを飲んだな?

サヴァラン ブリュレ

ああ

アルセ ユエ

はい…

アストル インカローズ

飲んだ

イツシマ ツナグ

なら…まず、星霧はアイデアを振ってくれ

アストル インカローズ

アイデア…?

ホシキリ ソウヘイ
アイデア70→53成功

アストル インカローズ

これ…成功しちゃいけないやつな気がする…

イツシマ ツナグ

ご名答。お前は、このスープのどろりとした舌触りと臭いで、その正体気づいてしまうな…

イツシマ ツナグ

全員SANチェック。星霧は1D3/1D8、あらかじめスープの正体を察知していた然木と銀は、1/1D6の減少だ

アストル インカローズ

知っておけばよかったのか…!?

サヴァラン ブリュレ

でかい…!

サバキ ラン
SAN64→23成功
減少値1
64→63

サヴァラン ブリュレ

よっし…まだ行けるね

イツシマ ツナグ

狩り立てる恐怖でも、血液のスープでも1…チャウグナー・フォーンも見せてやりたかったなぁ…

シロガネ エミ
SAN46→99ファンブル!
減少値1D6→5
46→41

アルセ ユエ

ひえっ!?

イツシマ ツナグ

良かったな。みんな仲良くファンブルしたぞ

アルセ ユエ

あ、アイデア…ですか…?

イツシマ ツナグ

いや…カットでいいぞ

アルセ ユエ

…?

ホシキリ ソウヘイ
SAN59→89失敗
減少値1D8→5
59→54

アストル インカローズ

ぐっ……

イツシマ ツナグ

よかったな!ワンチャン発狂だったぜ!!カットだけど!!

アストル インカローズ

嬉しいような嬉しくないような!!

イツシマ ツナグ

安心してくれ。代わりと言ってはなんだが…

イツシマ ツナグ

全員、POT25との対抗ロールが待ってるぞ♪

サヴァラン ブリュレ

!?

アルセ ユエ

!?

アストル インカローズ

!?

アルセ ユエ

POT25…!?

アストル インカローズ

高すぎる…!!

サバキ ラン
自動失敗

シロガネ エミ
自動失敗

ホシキリ ソウヘイ
自動失敗


自動失敗

サヴァラン ブリュレ

自動失敗…

アルセ ユエ

そんな…

イツシマ ツナグ

では…

イツシマ ツナグ

お前達は、幻覚を見て、呼吸と心拍が激しくなっていき、一分以内に心臓は疲れ果て、即死する。

アルセ ユエ

……ロスト…?

サヴァラン ブリュレ

探索不足か…失敗したなぁ…

イツシマ ツナグ

人の話は最後まで聞くもんだぜ?

アストル インカローズ

イツシマ ツナグ

意識を失う直前、お前達の視界は真っ白に染まるな。そして、吠えるような声で、こんな言葉が聞こえるだろう

勇敢なる者よ!現へと還るがいい!

サバキ ラン

シロガネ エミ

ホシキリ ソウヘイ

イツシマ ツナグ

次に目を覚ました時、お前達は昨夜眠っていた場所で目を覚まし、無事朝を迎える。
あの妙な部屋は何処にもなく、探索者達が夢の中で負った怪我は全て消えているだろう…

イツシマ ツナグ

………おめでとう、シナリオクリアだ!

イツシマ ツナグ

さて…クリア報酬や技能成長と行きたいところだが…

イツシマ ツナグ

ここはストリエ…ゲームシナリオだけでなく、物語も投稿しなきゃ、意味が無いよな?

イツシマ ツナグ

ここからは、完全に妄想で作ったエンディングだ。蛇足が嫌な読者さんは次の章に飛んでくれ

イツシマ ツナグ

でも、もし少しでも気になってもらえたなら…見て行ってくれると、凄く嬉しいぜ!

エンディング

イツシマ ツナグ

夢で奇妙な再会を果たしたお前達は、久しぶりに連絡を取り合う。そこで、不思議な夢を三人全員が見ていたことを知り、互いに驚くと同時に、少しばかり嬉しくも思うだろう。

イツシマ ツナグ

久しぶりにどこか度落ち合って、ゆっくり話したいという銀の提案で、お前達はあるカフェに足を運ぶことになる…そこは、粗挽きコーヒーと甘さ控えめののシフォンケーキが売りの店だ

シロガネ エミ

ふふっ、こうしてまた現実でも集まれるなんて…なんだが楽しくなっちゃいますね!

ホシキリ ソウヘイ

あれはひどい夢だったからな…あんな夢は、二度とゴメンだ

サバキ ラン

そういえば…雪ちゃんは無事に帰れたかな?誰か見てないかい?

シロガネ エミ

それが…僕はまだ…

ホシキリ ソウヘイ

……あの子はやっぱり…あの空間に作られた、虚構の存在だったのかもな…

シロガネ エミ

………

サバキ ラン

きっと帰れてるって!まだ会えてないだけで!!ほら、シフォンケーキ食べよう!!せっかく焼きたてなんだから、暖かいうちに!!

シロガネ エミ

そうですね…ここのシフォンケーキ、本当に美味しいんですよ!

イツシマ ツナグ

銀がケーキにナイフを入れようとすると、足元に何かが当たる気配を察知する

シロガネ エミ

うん?なんだろう…

イツシマ ツナグ

確認してみると、それは薄汚れた猫だった。元々白いハズの毛並みは、砂埃にまみれて灰色がかっていた。

シロガネ エミ

うわぁ!猫だぁ!

ホシキリ ソウヘイ

おい…テラス席とはいえ、一応飲食店なんだぞ…バレないようにしておけ

サバキ ラン

目が赤いね…アルビノかな?

シロガネ エミ

いい匂いにつられちゃったんだね…食べるかな…?

イツシマ ツナグ

銀がシフォンケーキをちぎって猫に差し出すと、彼女はそれを美味しそうに食べる

シロガネ エミ

食べてくれたよ…!美味しい?

イツシマ ツナグ

猫は一声鳴いて、『もっと』とねだるように銀の手に擦り寄ってくる

シロガネ エミ

~~!この子、野良でしょうか…?うちの子にしてもいいでしょうか…!?

ホシキリ ソウヘイ

笑とその子がいいなら、いいんじゃないのか?

サバキ ラン

あっ、じゃあ、名前決めなきゃね!何がいいかなぁ…

シロガネ エミ

……もう決まってます、一目見て、分かりましたよ

イツシマ ツナグ

そう言うと、銀はいっそう笑顔になって、その猫に呼びかけるだろう

シロガネ エミ

ね、雪ちゃん

小説×怪盗は奴隷少女の夢を見るか?【毒入りスープ】3幕

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