勇者ノ羽ハ魔ヲ払ウ…
油断スルベカラズ…

心得ました

待て！貴様ら何者だ！！

！
見られたか！！

公爵…！！？

グググ…無駄な事よ…

盾は既にここにはない…

出鱈目だ！
魔物が勇者の持ち物に触る事は出来ん！

盗みを手引きしたら…
欲深き人間どもが喜んで
持って行った…

もう日の目を見ることはあるまい…

くっ、同胞として情けない…

しかしまだ間に合います！
女王様に王令を発していただけば
盾の行方を追えるはず！

布告？
出してやるとも…
国々の津々浦々に至るまで…

ドールマスターはやられたようですな

奴はしょせん四天王最弱
勇者の動きを封じる枷となれる事
光栄に思うがいい

そ…それが…
『勇者は大魔法使いと近衛隊長と結託し、公爵を殺め、王国に反旗を翻した』と…

ええ！？

はめられた…な…

馬鹿な！
何かの間違いだ！！

…ここはもう
私しか知ることのない書庫だ

ここに彼…先代勇者の記録も
残っている…

魔王を倒すには
幾つかのアイテムが必要なのだ

遠イ…遠イ昔…カラ…
オレ…ハ…勇者ノマント…守ッテキタ…

合…格…ダ…持ッ…テイケ…

えー、アタシのタマが欲しいって～？

妙な言い方をするな
水晶だ水晶

え～これ超お気に入りなんだけどぉ～

でもまぁ入用みたいだし、
アタシとの勝負に勝ったらあげちゃう♡

いきなりですけど！
俺を信じてください！！

！！

きゃああああぁぁぁぁ！！！

何で魔物が！？

人間が…魔物になった！？

違う！魔物だったんだ！
に…人間に化けていたんだ！！

衛兵！！市民を守れ！！

離れろ！
市民は広場から出ろ！！

止まるな！走れ！死ぬぞ！！

広場の壁に寄れ！！

死なせない！！
誰も！！

倒せるのか？
幼い頃から見てきた姫を

剣の師を…

姫…女王は…！
師は…！

そんな風には笑わない！！

下がれ、隊長殿

久しぶりに
憤懣やるかたない

ショウ、
こいつらの化けの皮をはがしてやれ
二度と被れないようにしてやる

何と矮小な生物か…

大人しく糧になっておればいいものを…

ふざけるな魔王！
お前は絶対許さない！

皆がくれた力は！
小さくなんか
ない！！

うおおおおおおおお