前回までのあらすじ

謎の男、狼少年のスタンド能力『ウルフ・パレード』に苦戦を強いられる赤ずきん!
しかし、彼女が持つ鋼鉄の精神は砕けないッ!

狼少年

なあ、狼少年って知ってるか?
嘘つきの少年は「狼が来たぞー」って叫んでよお。

狼少年

それを何度も繰り返したら、誰もそいつの言葉を信じなくなった。
だが、ついにその時が来る。

狼少年

3回だ。
俺の『ウルフ・パレード』は、3回繰り返した奴にオートで食い掛かる!

アリス

聞いてもないのに自分の能力解説し始めた。
悪手だよね?

笛吹き男

いや、悪人としては100点満点の台詞だよ。
そして、味方の僕は左側に移らせてもらう。

赤ずきん

気に入らないわね。
いきなり襲われる理由は何かしら。

狼少年

よくぞ聞いてくれた。
俺はさるお方の命で動く四天王の一人!

狼少年

イソップ物語代表として、
『いつもの4人』を始末しに来たのだッ!

赤ずきん

あー、そういう遊びか。
やれやれね……

アリス

ああ、こんな時に白雪姫ちゃんがいれば。

白雪姫

グリムが64、アンデルセンがプレステなら、イソップ物語はせいぜいセガサターンね。

アリス

って、言ってくれるのに……

狼少年

イソップ童話に対しても、セガに対しても失礼だなそいつ!

笛吹き男

サ○ラ大戦は好きだ。

アリス

聞いてない。

赤ずきん

とにかく、要は3回繰り返さなければいいのね。

狼少年

そうだ……
出来るものならなァ!

赤ずきん

ステッペンウルフ!!

狼少年

ウルフ・パレード!!

狼さん

ガルガルガルガルガルガルガルガルガルガルガルガル!!

狼さん

ガルガルガルガルガルガルガルガルガルガルガルガル!!

赤ずきん

くっ、やるじゃない・・・

狼少年

お前もな・・・

アリス

いや、別の物語でやれよ!

狼少年

だが、【ウルフ・パレード】には能力がある。
力は互角でも、3回繰り返せば終わる!

赤ずきん

そこまで言われて誰が繰り返す!

赤ずきん

そこまで言われて誰が繰り返す!

アリス

いや、繰り返すのかよ!

狼少年

ちっ、2回で止まったか……

赤ずきん

危なかった……
よく分からないけど、何となくそれとなく繰り返してしまったわ。

アリス

そのあたりの設定はガバガバなんだ……

狼少年

仲間の力で踏み留まったってわけねぇ。
だが……

狼少年

次で終わりだァ!

狼少年

次で終わりだァ!

狼少年

次で終わりだァ!

狼少年

ハッ!?

狼さん

グオオオオオォォォ!!

狼少年

なにぃぃぃ!!

狼少年

ぐおお……なぜ俺を攻撃する!
なぜ俺が3回繰り返した!

笛吹き男

簡単なことさ、僕の笛の音は人を操る。
キミはそれを聞いてしまったんだ。

笛吹き男

摩訶不思議なハーメルンの笛吹き男。
そう……

笛吹き男

僕はフエフエの実の能力者。

アリス

うるせーよ。

狼少年

ま……参ったぜ……
こんなところで果てちまうなんて……

狼少年

ぐふぅ……

狼少年

…………

赤ずきん

…………

赤ずきん

満足した?

狼少年

おう!

笛吹き男

優しい世界だ。

アリス

…………

アリス

…………

アリス

今回、つまんね。

狼少年

狼少年 再起不能(リタイア)

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