レイ

暇だ…

僕はレイ=クトルツ。
魔術師をしている。

百?千?まあ忘れたが、昔に『龍種の血液』を間違って飲んでしまったときから生き続けている。
見た目の成長もソレのせいで止まってしまったため、見た目は若いが中身はジジィだ。

レイ

一度…外に出てみるか…

思いついたが吉日だかなんだか。
僕はさっそく外へ出てみることにした。

もちろん、外にでるだけならば今までもしていた。
塔の周辺の薔薇の手入れなどの為にだが。
だが、今回は村まで行ってみることにしたのである。
最後に村に行ったのがおよそ500年前位だから、生活の進化などがあるのかとても楽しみだ。

レイ

荷物は別に要らないだろうし…歩くのも面倒くさい。テレポートしたほうが早いよな…?

テレポートで村に行くことに決めた僕は早速魔法陣を展開する。
魔法を使うには魔法陣を展開する必要があるのだ。
だがこのくらい簡単なものなら1秒もかからない。

レイ

よし。それじゃあ…

レイ

『テレポート』ッ!!!

 

第1話 茨の塔は暇

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