勝手に飲むわけにはいかないので、
アリスは自分の財布を取り出し、
代金を支払って薬ロトを飲むことにした。
 
 

サユリ

あれ? アリスさん、
まだ出発してなかったんですか?

 
 
その時、店の奥からサユリが現れた。

するとアリスは手を止め、
視線をサユリの方へ向ける。
 
 

アリス

うん、これから出発するところ。
でもその前に薬ロトを1本、
飲もうと思ってたんだ。
もちろん、代金は払うよ。

サユリ

あはは、そうだったんですか。
でも1本くらいなら
タダで飲んでいいですよ。
私が許可します。

アリス

いいの?

サユリ

キララさんやシャムさんには
内緒ですよ?

アリス

ありがと、サユリ!

 
 
こうしてアリスはタダで
薬ロトを飲むことができたのだった。

エネルギーを補給して、元気いっぱい!
これなら配達と販売も元気にこなせそうだ。
 
 

アリス

じゃ、いってきまーす!

サユリ

いってらっしゃーい!

 
 
アリスは自転車で出発をした。
  
 

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