それは


今から約77000前


繰り返す歴史


また


終焉の一ページが



開かれることとなる





かつて
焔王スルトのもつ
レーヴァンティンにより

世界は地獄の焔火に包まれ


全ては焼き尽くされた



これがいわゆる


ラグナロク




神々の黄昏とよばれる


神の最終戦争だ



ここにまた


ラグナロクの火種となりうる



冥王の福音



Armagelion




それにより
天界と冥界の狭間に



一滴の雫が落ちる







それはやがて天使となり

熾天使アルマグフェルとなる。




アルマグフェルは

ある時声を聞いた










”汝全能神を打ち倒すために生み出されたものなり”





今はわかるがその時は何者の囁きなのかは

解るすべも無かった



だが神の勅命は



天使には絶対




神を唯一倒す



その兵器を



探す旅に出ることとなる




時ははるか天空まで延びる山に

ある時は焦熱に包まれた

宝物庫に忍び込んだり



無限に限りなく近い広さがある
迷宮にもぐったりした




しかし。



”それ”

はみつからなかった。





約2万年ほど経ったところで


とうとうあるものを手にすることとなる



アカシックレコードだ




それを知った神は怒り狂い


アルマグフェルを天界から追放することとなる



無残に片翼は捥ぎ取られ


後光は消え去り


世界を照らすほどの純白の羽根は

全てを吸い込むほどの漆黒に染まり


数千年かけ落下し



冥界に堕ちる




堕天使アルマグフェルは


その時



冥王と相対することとなる



冥王は全てを語った


あの時の勅命は私が下したものだと


アカシックレコードを手にしたお前なら



神を斃す最期の武器を知ったことだろう


どこにあるのかも



ここ

冥界にもないことはわかるだろう


いま

全ての秘法を集め


行くべき場所に


行くのだ




こうして


アルマグフェルは再び旅に出ることとなる



冥界に在る三つの秘法を手に入れ


覚悟して


堕天からさらに



下天



そこに

あれはあるのだ





神を斃せる

唯一の武器



UltimateNotes



究極の音



エピローグ 第1片

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