お妃様、貴方が生きている限り、
私は誰にも使う事など出来ません。

大丈夫です。私は、貴方の物ですから。

どういう……こと…?

ほ、ほら、殺すなら、僕を殺せばいい。

なんで? 鏡を?

白雪姫

―――――。

白雪姫

ふうん。
記憶処理する前に、悪戯してくれたね?

姫もお母様も、そろそろ懺悔しては?

ついでにお父様も。

白雪姫

いやだね。

さて、妃の命が欲しくば働いてもらうよ?

は?

白雪姫

眷属処理は完了しております♪

白雪姫

おっ、これ悪役っぽいねー。いいねー。

そんな虚言を…!

白雪姫

真実の鏡なんだから、セルフで調べればー?

……此処は?

ヴィクターJr.

あ。目覚めた。

もしかして、連れ出してくれたの?

ヴィクターJr.



そうだよ。

ありがとう。
また、いつか褒美をあげるよ。

ねぇ、鏡。此処は何処?

――ねぇ、鏡? いる?

まあ、そうだよね

ヴィクターJr.

鏡じゃないけど、此処は森だよ!

えっと……君、誰?

ヴィクターJr.

ヴィクターJr.だよ。

僕の鏡知らない?

凄く優秀で、綺麗で、繊細で、口が悪い配下なんだけど。

ヴィクターJr.

知らない!

あー、だろうね?
何か馬鹿そうだし。

そこの綺麗な人は何か知ってるの?

フォーリ

言いません?

吐いて。

フォーリ

な・に・を?

……もういい

で、キミたちは白雪姫の知り合い?

ヴィクターJr.

え!?

白雪姫、知ってるの?
何処?

あ、知らないんだね。

分かった。なら、急がないと。

ヴィクターJr.

何処に行くの?

どうでも良いでしょ。
ただ鏡を取り返しにいくだけだし。

ヴィクターJr.

待って、吾輩も付いて行くよ。

今の白雪姫の居場所知ってそうだし。

――止めた方が良い。


僕は良く分からないけど、ヴィクター何とかという人を必死で探してるから。
本人か、関係者でしょ?

なら、行かない方が良い。

ヴィクターJr.

でも、困ったら白雪姫を頼れって!

グレイルのお兄さん?が言ってたから!

フォーリ

確かに兄いますけど、人魚みたいな人ですよ?

ヴィクターJr.

じゃあ、誰だったんだろう!?

フォーリ

さあ。

ヴィクターJr.

グレイルにしては、
落ち着いてたというか……老けてた?

さっきから蚊帳の外なんだけど。

……グレイル?

ヴィクターJr.

ああ、ちょっと話過ぎたかな?

――今の、忘れて?
ついでに、道案内して?

ヴィクターJr.

――ねぇ、人間?

はい、かしこまりました。

ヴィクターJr.

……あ、簡単に堕ちた。

ヴィクターJr.

そう、人間は皆、そう。

8歩目…魔女という、ただの人間

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