どうも~作者の剣世炸です。
chapter24の最後でお話した、巻末附録「全経1級工業簿記 仕訳単語帳」のスタートです。
この附録の使い方ですが…
俺が問題を出し…
しばらくして私が答えを言う
というスタイルで構成されております。
煉君が出した仕訳の問題を頭の中で考え、答えが導き出せたり、これ以上は分からないという状況になったら、画面を下にスライドさせて美琴さんの答えを見て確認をして下さい。
それでは
「全経1級工業簿記 仕訳単語帳」
スタート♪
1.素材50,000と工場消耗品30,000を購入し、代金は掛とした。
素材 50,000
工場消耗品 30,000
/
買掛金 80,000
2.個別原価計算において、工場消耗品を次の資料にもとづいて間接材料費とした。
月初棚卸高 10,000
当月購入高 500,000
月末棚卸高 30,000
製造間接費 480,000
/
工場消耗品 480,000
3.製造指図書No77の製品製造中に作業くず100kgが発生し、倉庫に保管した。この作業くずの評価額は50,000円であり、製造指図書No77の製造原価より控除する。
作業くず 50,000
/
仕掛品 50,000
4.当月末の未払賃金給料140,000円を計上した。負債勘定の中に未払賃金給料勘定を設けてある。
賃金給料 140,000
/
未払賃金給料 140,000
5.各製造部門費の予定配賦額を計上した。尚、各製造部門の配賦基準は、直接作業時間を採用している。
第1製造部門費予定配賦率 @100円
直接作業時間 500時間
第2製造部門費予定配賦率 @150円
直接作業時間 800時間
仕掛品 170,000
/
第1製造部門費 50,000
第2製造部門費 120,000
6.第2製造部門費の貸方(予定配賦額)は
190,000円
であり、同勘定の借方(実際発生額)は
150,000円
であった。これにより第2製造部門費の製造部門費配賦差異を計上した。
第2製造部門費 40,000
/
製造部門費配賦差異 40,000
7.A補助部門費100,000円および
B補助部門費200,000円を下記の割合で各製造部門へ振り替えた。
A補助部門費:
第1製造部門費 40%
第2製造部門費 60%
B補助部門費
第1製造部門費 50%
第2製造部門費 50%
第1製造部門費 140,000
第2製造部門費 160,000
/
A補助部門費 100,000
B補助部門費 200,000
8.工程別総合原価計算において、第1工程で工程完了品100個(@500円)の製造が完了し、80個を第2工程に引き渡し、残りは倉庫に保管した。尚、第1工程完了品も販売可能である。
第2工程仕掛品 40,000
第1工程半製品 10,000
/
第1工程仕掛品 50,000
9.当月中に第1製造部門で発生した作業くずの評価額は30,000円であり、この作業くずは即日現金で売却した。
現金 30,000
/
第1製造部門費 30,000
10.標準原価計算制度を採用している剣世製作所では、仕掛品勘定の借方に製造間接費の実際発生額を記帳している。そのため、下記の数値にもとづいて予算差異を計上した。
実際作業時間における予算額
70,000円
実際発生額
100,000円
予算差異 30,000
/
仕掛品 30,000
11.組別総合原価計算において、組製品が完成したので、各組の完成品原価(A組完成品原価150,000円 B組完成品原価100,000円)を計上した。
A組製品 150,000
B組製品 100,000
/
A組仕掛品 150,000
B組仕掛品 100,000
12.素材について材料消費価格差異を計上した。すでに素材勘定(貸方)に予定価格による払出額100,000円が記帳されている。
予定価格 1kgあたり100円
実際価格 1kgあたり110円
払出数量 1,000kg
材料消費価格差異 10,000
/
素材 10,000
13.製品500,000円が完成し、本社の倉庫に納入された。なお、製品勘定は本社元帳にのみ設けられている。工場会計が本社会計より独立している場合の工場側の仕訳を示しなさい。
本社 500,000
/
仕掛品 500,000
14.剣世製作所の本社は、工場従業員に対して、本日、給与(総支給額300,000円、預り金50,000円)から預り金を差し引き、正味支払額を当座預金より各工場従業員の普通預金口座へ振り込んだ。工場元帳が本社元帳より独立している場合の工場側の仕訳を示しなさい。
賃金給与 300,000
/
本社 300,000
15.組別総合原価計算において、当月の掛売上高は500,000円であり、その製造原価は、A組製品が220,000円、B組製品が130,000円であった。製品の販売時に売上原価の計上も行うこと。
売掛金 500,000
売上原価 350,000
/
売上 500,000
A組製品 220,000
B組製品 130,000
16.得意先に販売した製品100個(単位原価200円)のうち、品質不良を理由にその10%分が返品された。なお、この製品は原価の30%増しで掛け販売されており、販売時に売上原価も計上している。
売上 2,600
製品 2,000
/
売掛金 2,600
売上原価 2,000
以上で、巻末附録は終了です。
全経簿記検定1級工業簿記合格目指して、頑張って下さい!!