ミュリエルは、歩きながら、封筒を透かした。

エティエンヌって、前読んでた手紙の人。なんで秘密なのかな。あ、これ、はがれてる

封があまかったのだ。

ちょっとなら、見てもいいよね

ちらっと端をめくった。

──愛してるよ

ミュリエルは手紙を破り捨てた。

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