虚無の中で何者かが私を呼ぶ
めぐみ、めぐみ…
虚無の中で何者かが私を呼ぶ
良かった目を覚ましたのね
ここはどこだろう。
そうだ
孤児院だ。
私の育った場所
なんでこんなところにいるんだろう。
ああ
あの人はせんせいだ。
私の育ての親
いやがらせをうけたりしたわたしを
いつも守ってくれたし
話を聞いてくれた
せんせい？？
もうだいじょうぶね
めぐみちゃん。
こんなところで寝ていると風邪引くわよ。
やさしいせんせい。
いつもやさしかったせんせい。
わたしのだいすきなせんせい。」
わたしがうたをすきなのは…
そうだ
いつもねるときに
子守唄をうたってくれた。
ねんねんころりよ…
おころりよ～。
めぐみはよいこだ
ねんねしな～
めぐみ
あなたは出来る子なのよ
みんなあなたがうらやましいの
きっと将来素敵な友達がたくさんできる
あなたをささえてくれる。
だから
わたしがいなくても
つよく
いきていって。
もし
あなたのように
困っている人がいたら
てをさしのべなさい。
きっと素敵な笑顔で
あなたにも力をくれる
笑顔って簡単に手に入るようで
手に入らないものよ
わたしにはわかる
こころのそこから
わらって
てをとりあって
なかまと
つよくいきていくあなたが
まわりみんなに
えがおを…
めめたん！
めめたん！
良かった目を覚ました…
あれ？
わたしどうしたの？？？
もう…
心配したんだから…
話によると
急に気持ちよさそうに
鼻血ながしながら卒倒して
急に涙を流し始めたから心配したらしい
どうやら
あんまり興奮したものだから
血圧が上がりすぎてぶっ倒れたみたい。
よかった。
起きたようだね
え・・
この人は…
