椎倉百花

ちょっと、プロデューサー
冷蔵庫に賞味期限の過ぎたプリンとおにぎりが入ってたんだけど…

椎倉百花

もう、もったいないじゃない!
冷蔵庫の中は定期的に整理しなさいよ

椎倉千歳

あっ、ももちゃんごめんなさい…
そのプリン、私のだと思う…

椎倉万季

おにぎりは私のだったかも…?

椎倉百花

ええっ? あ、アンタ達だったの…
だいたい『だったかも』ってなんなのよ! あとおにぎりは普通は冷蔵庫に入れない!

椎倉万季

ご、ごめんなさい~
つい、買いすぎちゃって…

椎倉百花

…まーあーちゃーんー!?

椎倉百花

…あら?
向こうの部屋にお客さんが来てるの? …テレビ局の社長!?

椎倉百花

今すぐそこのソファに、ビッグチャンスが腰掛けてコーヒー飲んでるってこと!?

椎倉百花

ちょ、ちょっとプロデューサー!
そういう大切なことは先に言いなさいよ …さっきの声、聞こえてなかったわよね

椎倉百花

…んんっ、こほん…
『C-Class』の椎倉百花でーす♪
…こんな感じかしら?

椎倉百花

よし! プロデューサー
テレビ局の社長に私達を紹介しなさい。もちろん、ちーちゃんとまーちゃんも!

椎倉万季

え、ええっ?

椎倉千歳

わ、私達は…いいかも…

椎倉百花

なに弱気になってるのよ。ここが勝負のしどころなの!

椎倉百花

偉い人に売り込んで『C-Class』を世界最強のユニットにするのよ! そのためには、猫だって犬だってかぶってやるんだから!

椎倉百花

というわけで、プロデューサー
感じのいい紹介、よろしくね♪

3|epi.3 チャンスは逃さない!

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