僕の名前はクエ
僕の人生は、いたって一般的だけど
まぁ自分からしたら、大変な人生だった
そうだ、小学校に入る前から話をしよう

あれは、小学校に入るちょっと前だった
僕は、幼きながらにいじめにあっていた

ごめんなさい

なに、言ってんの早く的になんなさいよ

まったく、キャッチボールの的にもなんねーのかよ
つかえね

なぁ、うちの弟になにしてんの

なにって的にしてんだよ

はぁ?

兄貴なら代わりになってやれよ

それから、数時間兄貴は、的になり続けた
見ていることもできずに僕は、目を伏せた
それからしばらてから、また、呼び出された

なんですか?

なにって?
私の家の周りのコンクリートが乾いているか気になるから歩きなさいよ

えっ?

えっ?じゃなくて
歩くの

はい

歩いた結果、まだ生乾きだった
足跡が付いてしまった

クエ!
なにしてんだ

父さん聞いて

お前の言い訳に耳はかさん

もう、大人は他人は信じられない

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