湘南原のメトールには、
当初の予定とは異なり5人が集まっている。

優翔

で、みんなには集まってもらったのだが...

蒼依

許嫁が2人っていうことね...

拓海

優翔は、どうしたいんだ?

香夜

優翔くんに任せます。

理奈

渡辺君!自分の気持ちを率先して考えてね!!

優翔

そうだな...

正直、自分を愛してくれる人が
2人もいるのはうれしい...
だが、このままだとハーレム生活になってしまう...

優翔

俺としては、花咲さんも、初瀬さんも
あまり話した覚えがないんだ...

理奈

そうね...急に親から言われたことだし...

香夜

私は、小学生の時に
結構会っていたはずですよ...

拓海

優翔は、中学の時に事故にあって
記憶を失っているんだ...

優翔

ごめん、花咲さんの名前だけは微かに覚えていたんだが...それ以外は...

香夜

そうなんですか...
これから思い出を作っていきましょうね


プルルッ~プルルッ~

優翔

父さんっ!

優翔の父親

優翔のために、
父さんは寮を立てちゃったよ~

優翔

はやっ!!

優翔の父親

あと、母さんが今度会いに行くと言っていたよ


ツー..ツー...

優翔

切れた...

拓海

優翔の父親はどんなことを言ったんだ?

優翔

寮が立ったって...

拓海

相変わらず金持ちは凄いな...

優翔

寮に行ってみるか...

優翔

さてついたな...

拓海

ちょっと待て、これは寮じゃない!
豪邸じゃないか!?

優翔

は?うちの実家のトイレくらいだぞ

香夜

とってもコンパクトに作られてますね~

蒼依

あんたらの感覚は恐ろしいな...

拓海

そういえば、
花咲さんはどんな家の方なの?

優翔

あ、説明してなかったな~

優翔

花咲カンパニーのお嬢さんだよ

拓海

ええ~!?

蒼依

まじか...

拓海

初瀬さんの家はどんなのなの?

蒼依

理奈の家はね...

理奈

私のうちは、ふつうの家だよ...

あ、聞いちゃいけなかったか...
やばい、この空気どうにかして...

香夜

優翔くん、お部屋に入りましょ~!!

優翔

そうだねっ...

よし!逃げよう!!

拓海

部屋数が...10部屋!?

蒼依

は?どんだけ多いんだよ!!

拓海

優翔、俺らも住んでいい?

優翔

構わないよ

優翔

じゃあ、
荷物を持ってきて明日から住むか...

香夜

その必要はないようですね...

理奈

あ、荷物が全部ある...

拓海

俺もだ...

蒼依

私も...

父さんの動きが速いことは知っていたが
ここまでとは...

優翔

じゃあ、着替えた後
いろいろ決めていくか...


新生活がはじまっていくのであった...

pagetop