~ つづく ~
プロデューサーさん、今回のお仕事はクイズ番組です! 日頃たくわえた無駄知識、今こそ役立つといいですね♪
共演者のナディファちゃん、まだ来ていない
みたいですね。もうすぐ時間なのに、どうしたんでしょうか…
…ごっ、ごめん~! 遅れちゃったよ~! ナディファ、電車に乗るの苦手で…あっ! あなたたちと今日お仕事するんだよね?
わたしは、ナディファって言うんだ! ナディファ、頑張るからよろしくネ!
ほっ… 間に合ったみたいですね。
ナディファちゃん、よろしくお願いします
ところでナディファちゃん… 隣にいるイヌは一体…?
この子はわたしの家族なんだ!
家でおとなしくしてなさいって言ったのに、ついてきちゃって…
へぇ 仲良しなんですね~ …ん?
どうしたんですかプロデューサーさん
それはイヌじゃなくてオオカミ…?
ふふっ、面白い冗談ですけど、そんなわけないじゃないですか、プロデューサーさん!
…あ、そろそろお仕事も始まるみたいです。ナディファちゃんには悪いですけど、ここは勝って目立ちましょう!
…ナディファちゃん、博識って感じじゃありませんし…私達にも勝機が……って、あら? あらら?
さっき鳥が西から飛んできたから… そのクイズの答えは三番! …やった 当たった!
赤い帽子の人が通りがかったら一番… 黄色だったら二番… …一番! やった! また正解!
風が教えてくれたの。答えは二番だって! …やったぁ! 全問正解!
…な、なんて呪術的なクイズの答え方…! ナディファちゃんには、不思議な力があるんでしょうか…
クイズでは完敗でしたけど、歌なら私達も負けませんよ! さぁ、気を取り直して、ライブの準備をしましょう!
あなた達の歌、とっても元気出た!
ナディファも頑張ってもっとみんなに元気を出してもらえる歌を歌いたいな♪
それじゃあ、ナディファはもう帰るね
電車はもうイヤだから… この子の背に乗って♪
バイバイみんな!
また一緒にお仕事しようね♪
あのワンちゃん、すごいですね
ナディファちゃんを背中に乗せて、あっという間に消えちゃった…
…ホントにオオカミだったんでしょうか? いえ、いくらなんでもオオカミを日本に連れ込めるはずは…でも、もしかしたら…
うーん、ナディファちゃん、いろいろな意味で不思議な感じの子でしたね
~ つづく ~