からだが重いなぁ…
からだが重いなぁ…
このままずっと…
寝ていたいなぁ・・・
ちゅんちゅん
ちゅちゅんちゅん
ぬぼー・・・・・・
はっ!
ぎゃぁぁ!
この上なく遅刻だぁ!!!
ちょっと、おねえちゃん!
なんで起こしてくれなかったのさ!
んー?
もうこんな時間じゃんか!
あんたが起きなかっただけでしょ。
ぐ・・・。
このケチ!
はいはい。
仕事中だから邪魔しないでねー。
うーーー…。
あ!
なに!?
早く行かないと、
2時間目も終わっちゃうよ?
…ああああああ!
ああ…気が重い…。
……
……
……
……
まぁしゃあない、行くかぁ…
んー?
……
行きずりの門番さん
だれだー!
門の前に粗大ごみ置いたのー!
……
門から出れない…。
……休も。
……
ヴゥゥゥゥン
ヤスンジャ
ダメ・・・
え?
ボクノセイ。
ゴメンナサイ。
キミ ワルクナイ。
粗大ごみが喋った…?
スグ ドクカラ…
ア…アレ…?
ウゴケナイ…
粗大ごみの…脚がない…。
だから粗大ごみなのかな…。
ゴメンナサイ…
ヤッパリ ボク
ジャマモノ…
あのー。
?
きっと、手だけで動けると思います。
ガーーーーン!
いま、ガーーーンって音を
出したな…
ヨイショ ヨイショ
あ、もうそれくらいで
通れますんで。
ヨカッター!
それでは失礼します。
イッテラッシャイ!
お昼には粗大ごみの回収に来てるよね…。
まさか
家の前の粗大ごみが
あたしの運命を大きく変えるなんて
この時は思いもしなかった。
やべぇ~、3時間目も終わってる!
つづく
テンポ良くって物語に引き込まれました。続きがどうなるか楽しみです!