「修己而不責人則免於難」
己を修めて人を責めざれば、則ち難より免る
「修己而不責人則免於難」
己を修めて人を責めざれば、則ち難より免る
左伝にある「己を修めて人を責めざれば、則ち難より免る」とはどういう意味ですか?
訳すと「修養を心がけ他人を責めなければ、災いはやってこない」といった意味だね。
修養かぁ、難しそうですね。
まっ、まぁ口は災いの元というからね。
他人を批判してもブーメランとなって自分に返ってくるものだから、言っている暇があったら、自分の成長のために使ったほうが良いということです。
確かにそうですね。相手の耳に入って変に恨まれたり批判合戦になったりして、面倒なだけですからね。
そうそう。ただし、言われていることをそのまま受け入れるだけで押し黙ったままでいると、自分の存在感が薄まってしまって、下手をすると饒舌で謀略に長けた人にしてやられる可能性もあるから注意が必要だね。
存在感がなくなっちゃう、いざという時に頼りにされないのもいけないし、だからといって積極的になり過ぎてもいけない。難しいなぁ...。
黙って力を蓄えるにも、他から付け入る隙を与えないように心がけないとね。
積極的にならなくても地道にコツコツやっていれば、それを見てくれている人は必ずいて危ない時には守ってくれるもの。
批判されても腐らずに自分のすべきことをきちっとしていたいね。
批判に耐える精神力や、それを覆すだけの強い意志が必要ですね。
事故や事件が繰り返し起きた際に、前回からこれといって何をしていたこともないのに「自分は取り組んでいた」と自己弁護する一方で「関係者は何をしていたんだ」などと、周りを非難して責任転嫁するようなトップには困りものだよね。
たしかに...